米国株投資暦13年目のスタンス

米国株投資

こんにちは。甘鯛です。
今回はお金を「増やす力」から、自身が13年に渡り実践する米国株投資がテーマです。
自身の米国株投資における成功体験・失敗体験も共有しますので、投資判断にお役立てください。
私の投資遍歴や投資方針などについては、過去記事よりご参照頂ければと思います。

まずは今回の記事で1番お伝えしたいことから、
米国株が最も王道な投資手段であると考え、今後も強気に米国株投資を実行し続けていきます。
具体的には、VTIを中心に積極投資を長期的な視点で継続していくことです。

資産運用を何から始めれば良いか分からない方
米国株投資を始めようか悩んでいて何をどのように始めれば良いか分からない方
本記事では、そんな方々の課題解決を目的に実体験にもとづき執筆しました。

米国株投資スタート

大学1年生の頃に、投資好きの友人のすすめで投資を知り、
FXトレード(こちらは投資ではなく投機)、日本株、米国株を対象に運用を開始しました。
家庭教師のアルバイトで貯めたお金を資金にしていましたので少額の運用でしたが。

当時の運用目的は「投資で大きく儲ける」などでは決してなく、
「自分の代わりにお金に働いてもらう」経験を社会人になる前にしておきたいと考えたからです。
ところが、投資間もないタイミングでリーマンショック直撃で、投資初心者の私は手洗い洗礼を…
(このあたりの経緯については、冒頭でお伝えした過去記事にまとめております。)

大学1年時に保有していた米国株は、Amazon、P&G、コカ・コーラ
上記3銘柄に関しては、2007年中旬より保有を開始。
大学在学中のささやな少額でのスタートですが、こうして私の米国株投資が始まりました。

失敗体験

自身の投資の失敗体験は、これから投資を開始する方々などにとって投資判断をする際に、
同様な失敗をしてほしくないと考えますので、まずは失敗体験から。

  • 投資開始時は投資対象の大半以上が日本株で、米国株へのアロケーションが少なかったこと
    自国バイアスから株=日本株のイメージしかもっておらず、資産比率が日本株に偏重

  • イメージや人の話、ニュースなどに流され投資判断の基準なく投資を行っていたこと
    投資ポリシーが確立されておらず、投資判断をする上で明確な方針をもっていなかったです。

  • 企業分析や決算の確認が甘く、業績・金利などの数字ベースの思考が不十分であったこと
    特に決算の理解がなく、売上・EPS・ガイダンスなどの業績数値の理解がほぼなかったです。

  • リーマンショック時の経験から、現金比率を過度に意識する癖がついてしまったこと
    投資間もない時に大暴落をくらったことで、株式比率を減らし現金比率を過度に意識

  • 市場平均(S&P500)リターンに負けてはならない、と根拠のない自信から意識しすぎたこと
    これが最も愚かで、インデックスを上回る投資成績をだすのは容易という勝手な思い込み

上記は代表的な私の失敗体験で、他に沢山の失敗をしています。
読者の皆様はくれぐれも真似しないように、反面教師にしてくださいね。
私なりの投資の醍醐味は、PDCAにそって試行錯誤しながらリターンを積み重ねていくことです。

効果的な成果を着実に得ていく上で、失敗に勝る教材はないと考えています。
私自身、上述した失敗から学び、何がどうまずかったのかを冷静に分析していくことで、
米国株式をメインの投資対象に決定するに至りました。

成功体験

綿密な計画をもとに投資を開始した訳ではないので、
完全に棚からぼた餅で結果オーライではありますが、以下になります。

  • 投資開始時は、米国株投資の比率が低くくリーマンショック時でも保持したこと
    米国株投資は少額であったことや投資ノウハウがなく開き直り売却しなかった
    当時のFRBのデフレ政策などから、経済回復は日本よりも早いと淡く期待した側面も。

  • Amazon株を約12年2ヶ月、保有し続け結果論ですが大きなリターンを得ることができたこと
    大学時にAmazonで洋書をよく買っており、それがきっかけで初めて買った思い出深い株式。
    この銘柄の急成長を享受できたのが、米国株投資を集中的に行うきっかけの1つです。

  • 保有銘柄数を増やすことに夢中にならずにすんだこと
    こちらも結果的にそうなっただけの話ですが、大暴落が終わりヨコヨコの株価が続く中で、
    果敢に新たな銘柄を増やしていく精神的な余裕がなかっただけです。
*20年で約670倍の急成長を遂げたAmazon

現在の保有銘柄

現在の保有銘柄は以下の通りです。

  • VTI(Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF):コア
  • QQQ(Invesco QQQ Trust Series 1):サテライト
  • JNJ(Johnson & Johnson):サテライト
  • PG(The Procter & Gamble Company):サテライト

全米企業に丸ごと投資をするVTIをコアとし
その他をサテライトに据えるコア・サテライト戦略を確立し約7年継続中
iDeCo、つみたてnisaの税制優遇制度を最優先に利用。
また、特定口座での投資信託のつみたて買いやETFのスポット買いを機械的に実行しています。

どうして4銘柄に絞ったのか?
それぞれどのような考えで投資しているのか?
どの証券会社をどのように利用しているか?
これらに加え、本記事で掘り下げきれなかった箇所について、別記事で詳細に解説予定です。

まとめ

過去記事でも強調した通り、自身の投資ポリシーは長期積立分散です。
また、米国に投資する理由としては、3点をあげました。

1.安定的にGDB成長率が見込める
2.国家として資本主義の行動原理が浸透している
3.イノベーションを生み出し世界に伝播していく発信力
こうした考えに合致する対象として、米国企業に幅広く投資可能なVTIをコアに選択しました。

確かに、実際に中長期のAmazonホルダーであった身からすれば、
米国個別株(主にハイテク企業)の成長は魅力的で、期待値が高くワクワクするのが投資家心理。
ところが、大暴落時や決算ミスなどの株価の下落局面時に売却してしまうケースが多いです。
精神面では、運用額の増加にともない、株価下落はメンタル的に想像以上に辛いからになります。

自身の成功体験・失敗体験だけではなく、性格や求めるリターン、リスク許容度を踏まえ、
米国の市場平均に忠実なVTIを中心に投資していくことが自身にとっての最適解と考えました。
今後もVTIの投資を中心に継続し20〜30年の長期的な目線でリターンを狙っていくつもりです。

本記事が読者の皆様の投資判断の参考として、お役立てできれば幸いです。
*投資活動は、あくまで自己判断でお願い致します。

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