【おすすめ仮想通貨5選】DAO(分散型自律組織)とは?結論:ビットコインが究極形

DAO

こんにちは。甘鯛です。
今回はDAO(分散型自立組織)を丁寧に解説を行い、おすすめのDAO実行・アクセス法を紹介
本記事は以下の読者様の課題解決にお役立ちできる内容となっています。

・DAOって最近よく聞くけどそもそも何?
・DAOのメリット・デメリットはどのようなところ?
・DAOを実践する方法やDAOの成長を効率良くとらえるおすすめの仮想通貨は?
謎スリー
謎スリー

DAO!?
難しい言葉だからわかりやすく教えて!

DAOの全体像を明らかにしメリット、デメリットを整理しつつ、
DAOの実行方法はもちろん、無理なくおすすめなDAOへのアクセス法を掘り下げていきます。
DAOに対する理解を深め、読者様にとって最適なDAO実践の参考にして頂くことが本記事の目的。

結論:DAOは分散型自律組織&ビットコイン・イーサリアム保有がベター

早速ですが本記事の結論から!

DAOとは、ブロックチェーン上の分散型自律組織。
現時点でのDAO完成形:ビットコイン(BTC)
多くのDAOの技術基盤:イーサリアム(ETH)
DAOの代表事例に直接アクセスすること以上に、BTCやETH保有の方がおすすめ。

本記事でお伝えしたいことをコンパクトに集約すると上記の通りです。
以降ではそもそも論として、DAO(分散型自律組織)をゼロからわかりやすく丁寧に解説。
DAOの実行方法はもちろん、DAOアクセス法としておすすめのBTC・ETH保有を紹介します。

DAO(分散型自律組織)のモデル

DAO(Decentralized Autonomous Organization)とは「分散型自律組織」です。
ブロックチェーンにおいて特定の管理者が不在でユーザーが相互的に管理・運営される組織です。
例えば、従来型の株式会社に代表される組織では、特定の管理者が存在。
トップダウン型で管理者の上層で意思決定がなされ、上から下に向けての統治体制になります。

従来型の統治体制モデル

一方で、DAOでは組織を統率する管理者が不在。
よって、ユーザー同士で組織自体を確認し承認することで、意思決定がなされる形式です。
DAO上で意思決定に関わるには「ガバナンストークン(DAOで使用される仮想通貨)」を要し、
ガバナンストークンの保有者については、組織運営などを提案をしたり、
DAOにおける意思決定に関わる投票に参加する権利
をもちます。株式会社での株式のイメージ。

DAO(分散型自律組織)モデル

DAOにおける概念のベースである非中央集権は、Web3.0が目指す方向性そのもの
【そもそも論】Web3.0とは?結論:Webの非中央集権!【完全保存版】では、
Web1.0→Web2.0からWeb3.0への転換を含めわかりやすく丁寧に解説しています。
ブロックチェーンベースのWebにおける非中央集権制であるWeb3.0を把握することで、
DAOに対する理解がより一層深まる内容。ぜひあわせてご確認ください。

【厳選】Web3.0おすすめ銘柄とは?結論:最優先はイーサリアム!【仮想通貨編】にて、
Web3.0と深く関連する仮想通貨の銘柄を厳選して紹介。Web3.0の進展とともに、
成長が大いに期待できる仮想通貨のそれぞれの機能面などを踏まえ詳細に解説。要チェックです。

DAOの特徴(メリット)①:非中央集権でユーザー同士で管理するP2P

先述の通りDAOとは「分散型自律組織」。
やや抽象的な概念なので核になる2つの要素を分解しながら、検討していきます。

  • 分散型:複数のコンピュータで作業を分担、確認、承認しあっていく。
  • 自律:特定の管理者の支配や制約を受けずに、自ら定めたルールを作りながら行動する。

繰り返しですが、DAOモデルには中央管理者が存在しません。
DAOに参加するユーザーはブロックチェーン(取引や契約などの記録や内容を示す台帳)で、
繋がり相互的な組織の管理を行なっていきます。
P2P(Peer to Peer)呼ばれるPeer to Peerの形式でユーザーのコンピューター同士が、
対等でダイレクトに送受信していく比較的自由度の高い仕様
であるのが特徴的なところ。

多くの中央集権制とは異なり管理者が不要であることで、
取引や契約などにかかる余計な手数料や時間を削減することに繋がります。
スピーディーな組織運営が可能となり、ユーザーにとってメリットが多いモデル。

DAOの特徴(メリット)②:ブロックチェーンにおける高い透明性

DAOでは透明性が高く、どのようなルールにより管理・運営され誰でも閲覧可能。
ブロックチェーンはオープンソースになっているので、
ソースコードをチェックすれば契約や取引などの内容を確認することができます。


株式会社に代表される中央集権の組織においては、
組織のルールが全て明文化され公開されている訳では決してありません。
アップダウンの構造ではたいてい、上層の一部の人間のみが情報を握り閉鎖的なものになります。

対照的にDAOでは、組織の参加者もそうではない方もソースコードが公開されオープンです。
どのようなルールで、どのようなロジックで組織が運営されているかを誰でもアクセス可能。
透明性の高さから健全な体制であるかを参加者が監視、承認しあうことで、
より健全な組織を参加者が主体的に目指していくことができる点はDAO参加者の大きなメリット。

DAOの特徴(メリット)③:スマートコントラクトによる自動化

DAOの多くはスマートコントラクトが用いられており、様々な契約や取引などが自動化されます。
先述の通りDAOのルールやロジックなどはオープンソースなのでプロジェクトにおいて、
スマートコントラクトをたどれば、コードが本当に執行されているかどうかを確認が可能。

スマートコントラクトとは、事前のプログラムにより、
条件が満たされた契約や取引などを自動化する仕組みを指します。
ブロックチェーン上でスマートコントラクトを初めて実装したのがイーサリアム(ETH)
イーサリアム(ETH)の考案者であるヴィタリック・ブテリン氏はホワイトペーパーで、
DAOのメカニズムはもちろん、スマートコントラクトにおける接点などを公表しました。

スマートコントラクトによる自動化が多くのDAOの基盤。先述の通り様々なコストを抑えながら、
取引や契約などを適切な形で自動的に執行していくことができる仕組み
となっています。
スマートコントラクトの機能性と拡張性によってもたらされる自動化によってもたらされる、
時間、手数料、人的コスト、手間などの軽減化はDAO参加者にとって非常に有益。

ブロックチェーン上のスマートコントラクトは、DAO同様にDeFi(分散型金融)でも中核の機能。
【おすすめ銘柄3選】DeFi(分散型金融)をわかりやすく解説【仮想通貨編】において、
DeFiをゼロからわかりやすく解説。DeFi関連の仮想通貨についても掘り下げて紹介しています。
DAOとDeFiはWeb3.0が目指す非中央集権という大枠に分類される必須領域。要チェックです。

DAOの懸念とは?自己責任の原則で管理能力が求められる

DAOの注意点を端的にいうと、原則自己責任で管理及びトラブル回避スキルが求められること。
非中央集権制の分散型モデルなので、特定の管理者や組織統治がありません。
だからこそ、ミスやトラブルの際には自己責任なのでリスクヘッジを行う自己管理能力が必須。
DAOに潜むリスク要素を3つの観点から整理。いずれもしっかり理解しておく必要があります。

DAOのデメリット①:ハッキングリスク

DAOにおけるハッキングリスクは1番に念頭におく必要があります。
2016年6月にイーサリアムプラットフォームにおける「The DAO」がハッキングされ、
約360万ETH(約52億円相当)が盗まれ仮想通貨業界に衝撃を与えた大事件がありました。

「The DAO」はブロックチェーン上の投資ファンドで参加者の投票で投資先のファンドを選定。
ファンドで利益が発生すれば参加者に分配されるDAOの仕組みをとっていました。
しかし「The DAO」のプログラム上の脆弱な点に目をつけられハッキングされてしまった大事件。

DAOがもつオープンソースで透明性が高い特性はユーザーのメリットも多い一方、
時としてハッキングの突破口になるリスクがあることを踏まえておく必要
があります。
DAO参加者はプロジェクトの健全性やセキュリティに対して十分に注意しておきましょう。

DAOのデメリット②:意思決定までのプロセスに時間がかかる

DAOのデメリットとして意思決定に時間がかかってしまう可能性
例えば先に取り上げた「The DAO」のハッキング事件のように、
イーサリアム上のハッキングへの対応方法を決める際にも参加者同士の合意が必要になりました。

DAOには特定の管理者が不在で、ルール変更を行うには参加者同士の投票による合意形成が必須。
よって盗難などのトラブル時の迅速な対応が求められるシーンにおいても、
通常時と同様に意思決定までに同過程を経る必要があり時間を費やしてしまうことがあります。

DAOのデメリット③:政府による規制リスク

DAOに対する国家単位の規制や見解に関しては各国政府で様々で法整備が未発達の状況。
アメリカでは現状、DAOへの厳格な規制はありません。しかし、米国証券取引委員会(SEC)は、
DeFi(分散型金融)を含むDAOを注視し、マネーロンダリング抑止の観点から法案を検討中。
また、日本の金融庁も同様に慎重な姿勢。DAOが黎明期であり決して完璧ではないからこそ、
今後の各国の法整備や規制の動向についてはユーザーはチェックしていく必要があります。

DAOの代表的な事例を3つ紹介

DAO(分散型自立組織)の概要を踏まえ、メリット、デメリットを整理していきました。
以下ではDAOを体現している代表事例を取りあげ、DAOをより具体的にイメージして頂きます。
DAOは多種多様に存在しますが、比較的大規模で機能や方向性が明確なものをピックアップ。

2021 DAO Landscape, curated by Coin 98 Analyticsより

Protocol DAOsでは、独自のプラットフォームを有しトークンを発行していくモデル。
一方で、Investment DAOsのように、DeFiなどの特定のプロジェクトに投資を行い、
リターン獲得を目指し参加者に対してトークンを発行し還元、循環させるもの。
ここではProtocol DAOs、Investment DAOsから代表例をあげていきます。

UniSwap(Protocol DAOs)

ユニスワップとは、イーサリアムプラットフォーム上の分散型取引所(DEX)です。
対応通貨は2,800種類を超え、1日単位で約30億ドル以上の取引高が担保。
多数のDEXの中でも、トップクラスにユーザー数が多く流動性の高さが特徴です。

通貨名Uniswap
シンボルUNI
発行開始時期2020年9月
発行上限10億
現在の価格(2022年4月時点)¥1,058
時価総額(2022年4月時点)¥731,076,561,713
市場ランキング(2022年4月時点)26位
取り扱い国内取引所
取り扱い海外取引所BINANCE
BYBIT
公式サイトUniswap公式サイト
おすすめ度4 / 5

UNIはユニスワップにおいて使用される仮想通貨で法定通貨への換金が可能で、
ユニスワップの今後の方針を決めるガバナンスへの参加権を得られるのがポイント
です。
Uniswapでは「流動性マイニング(Yield Farming)」もユーザーにとって嬉しいところ。

流動性マイニングとは、特定の仮想通貨を預けてトークンを受け取ることであり、
ユニスワップでは流動性マイニングの報酬としてUNIを獲得していく
ことができます。
イーサリアムプラットフォームの高まりからDeFiやDEXのニーズが強くなりつつあることに加え、
ウォレット接続のみで利用できる使いやすさや、トークンを新規上場ができる点からも人気。

ユニスワップ(UNI)に関しておさえておくべき要点は、以下の通り。

・ユニスワップとはイーサリアムプラットフォームにおいて主流のDEX(分散型取引所)
・流動性マイニングを利用することで仮想通貨UNIを獲得していく仕組み

・DeFi(分散型金融)やDEX(分散型取引所)の高いニーズとともに今後の成長に期待

Compound(Protocol DAOs)

コンパウンドはイーサリアムプラットフォーム上に構築されたDAO。
レンディングと呼ばれる銀行でいう利息がユーザーに還元されるプラットフォーム
レンディングを行うことでコンパウンド上の仮想通貨であるCOMPを受け取ることができます。
反対に仮想通貨を借りる場合、利息が付与されますが特定の仮想通貨の現物を購入しなくても、
入手することができ、別のプラットフォームの運用に回したりすることができるのがメリット。

通貨名Compound
シンボルCOMP
発行開始時期2020年6月
発行上限1,000万
現在の価格(2022年4月時点)¥15,944.59
時価総額(2022年4月時点)¥106,959,114,156
市場ランキング(2022年4月時点)89位
取り扱い国内取引所
取り扱い海外取引所BINANCE
BYBIT
公式サイトCompound公式サイト
おすすめ度3.5 / 5

DEXであるコンパウンドは既存の金融システムとは異なり、
高い金利やスピーディーな取引をスマートコントラクトにより自動化されるシステム

よって仮想通貨の貸借の取引は、1対1のユーザー同士で行われるものではありません。

例えば、貸し出された仮想通貨はコンパウンドの「プール」という場所にまとめて預けられ、
プールから必要な仮想通貨を要するユーザーが借りていく仕組みになっています。
コンパウンドでは約20種類の仮想通貨を取り扱い、原則いつでも貸し借りを行うことが可能。
1日単位の取引量は約8,000万ドルを超えており高い流動性が確保されています。

コンパウンド(COMP)について理解しておくべきポイントは、以下の通りになります。

・コンパウンドはイーサリアムプラットフォーム上におけるDAO及びDEX
・スマートコントラクトを利用したレンディング(貸借)により利息が付与される仕組み
・ユニスワップ同様にDeFiやDAOのユーザー増加による成長に注目のプラットフォーム

BitDAO(Investment DAOs)


BitDAOとは、今急成長中のDeFi領域のプロジェクトに投資・支援を行う分散型の組織。
端的にいえば将来性のあるDeFiプロジェクトを選定し参加者たちにより、
出資や流動性の供給サポートを行うことでリターンを獲得していく仕組みになります。

通貨名BitDAO
シンボルBIT
発行開始時期2021年8月
発行上限100億
現在の価格(2022年4月時点)¥ 157.48
時価総額(2022年4月時点)¥92,407,698,150
市場ランキング(2022年4月時点)216位
取り扱い国内取引所
取り扱い海外取引所BINANCE
BYBIT
公式サイトBitDAO公式サイト
おすすめ度3 / 5

BitDAOで重要なのが、ガバナンストークンであるBITです。
BitDAOの参加者はBIT保有することで、BitDAOの出資先の決定、
プロジェクトの選定など、BItDAO上における多くの意思決定を行う際に用いられる仮想通貨。

DeFiにおける将来性のある投資対象に投資を行う組織がBitDAOの位置付け。
より有望なプロジェクトに投資を行い、そこから発生するリターンを獲得し、
新たなプロジェクトに出資し組織の発展を目指す循環こそがBitDaoの最大の特徴
になります。

BitDAOは、海外取引所BYBITがサポートしているDAO。
PayPal創始者の1人であるピーター・ティール氏やその他の出資者から資金調達も完了。
ローンチ時の管理資産(運用資産)が潤沢で今後のプロジェクトの進展が楽しみなDAOです。

BitDAO(BIT)に関して理解して把握すべき要点を整理しておくと以下の通り。

・BitDaoはDeFi分野における分散型の投資ファンド
・DeFiに直接関わるものではなくDeFiプロジェクト出資の形式
・PayPal創始者のピーター・ティール氏など多くの出資者による資金調達が完了

おすすめのDAOアクセスとは?ビットコイン・イーサリアム保有が最適

前項ではDAOの代表事例しました。
いずれも参加者が増加中のプラットフォームで機能性、今後の進展について期待をもてます。
しかし、DAO自体が現段階で完璧なシステムでは決してなく、先述の通り懸念材料も勘案すると、
初心者にとってはアクセスのハードルがやや高くハイリスク・ハイリターンであるのが現状。

本項ではDAO領域の今後の進展により恩恵を着実に受ける対象として、
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)を位置付け両者の保有をおすすめする背景を解説。

DAO関連銘柄である両仮想通貨の保有では、多くの方にとってアクセスしやすく再現性が高く、
無理のない形でDAOの成長によるリターンを享受していくこと可能性が高い
といえます。

時価総額第1位のビットコインの保有:現状におけるDAOの究極形

現段階で最も成功しているDAOの究極はなんでしょう?
答えは少し意外かもしれませんが、ビットコイン(BTC)と断定できます。
現状でBTCがDAOの究極形と考える理由を端的に述べると以下の通り。

・中央当局や銀行などを介さない非中央集権の体制
・マイニング(ブロックチェーン上の承認)の報酬としてマイナーにBTCが供給される仕組

・P2Pによりユーザー同士でダイレクトな運営体制でオープンソース
・市場に流通した世界で最初の仮想通貨であること

・2013年から時価総額の順位が転落することなく圧倒的に1番であり続けていること

以降ではBTCの概要を踏まえつつ、
機能面はもちろんBTCの課題などについて掘り下げて解説を進めていきます。

通貨名Bitcoin
シンボルBTC
発行開始時期2013年5月
発行上限2,100万
現在の価格(2022年4月時点)¥4,889,659.62
時価総額(2022年4月時点)¥93,009,930,378,235
市場ランキング(2022年4月時点)1位
取り扱い国内取引所コインチェック
bitFlyer
GMOコイン
BITPOINT
bitbank
公式サイトBitcoin公式サイト
おすすめ度5 / 5

BTCは世界で最初に開発された仮想通貨です。
サトシ・ナカモトという謎の人物により2008年に発案。
BTCは発行主体が存在せず、個人ユーザー同士でやり取りを行うP2P方式をとり、
ブロックチェーンと呼ばれる公開台帳により管理されるのが特徴の仮想通貨です。

ブロックチェーンには、過去に処理された全てのトランザクションを含み、
ユーザーのコンピューターが各トランザクションの有効性を検証できる仕様のオープンソース

各トランザクションの信頼性は、送信アドレスに対応するデジタル署名によって保護され、
全ユーザーが自身のアドレスからBTCを送信することを完全にコントロールが可能となります。

さらに、専用のハードウェアの計算能力を使用し、誰もがトランザクションを処理し、
報酬としてBTCを獲得していくマイニングを実行していくことができる仕組み
になっています。
送金速度も非常に早く、国際送金にかかる手数料についても割安。セキュリティも安心。

BTCはブロックチェーン技術を用いていることから、
どこかのブロックで改ざんが生じればコンピュータ間で不整合が生じすぐに不正がわかります。
BTCはあらかじめプログラムによって、発行上限が2,100万枚と定められており、
市場でインフレを引き起こすことを抑止し価値の担保をしているのもユニークなところ。

BTCはシステムの透明性が高く、分散型ネットワーク上の個別ユーザー間の自律性を体現。
仮想通貨において時価総額がNo1であり続けていることから、現段階におけるDAOの完成形
です。

ビットコイン(BTC)の展望:オフチェーン・サイドチェーンの強化でさらなる躍進

BTCの抱える技術課題の中で特に注視すべきは「スケーラビリティ問題」と呼ばれるものです。
BTCの急速なユーザー拡大にともなうトランザクション低下によるBTCの送金遅延など
これまでにも様々な切り口から課題の解決のために開発が実行されていきましたが、
現段階で実装に向け開発の検討が進められている有力な手段としては以下の2つになります。

  • サイドチェーン・スケーリング
    サイドチェーン・スケーリングとは、
    ブロックチェーンに連動する新たなルールのブロックチェーンを作る手法です。
    例えば既にBTCに実装中の「Liquidネットワーク」では、限られた仮想通貨取引所、
    金融事業者間などのみを繋ぐことができるコンソーシアム型のブロックチェーン。

    親チェーンのBTCに紐づくLiquidネットワークのサイドチェーンを用いることで、
    親チェーンのトランザクション負荷を減らしユーザーへのより素早い送金が可能な仕組み
    機能性の高いサイドチェーンの実装がBTCの質的向上に通じるので開発が進んでいます。
  • オフチェーン・スケーリング
    オフチェーン・スケーリングとは、まずはブロックチェーン外で取引を行い、
    一定期間の取引の内容や結果を全てまとめてブロックチェーン上に書き込みます。
    これによりブロックチェーンに対してかかる負荷を分散させ取引量の軽減化が可能。

    機能構造としては、レイヤー1と呼ばれる階層ではブロックチェーンを稼働させ、
    取引や内容をブロックチェーン上に記録をしていきます。一方、レイヤー2の役割は、
    実際の取引処理。レイヤーが分かれることでブロックチェーンへの負荷の回避に繋がり、
    BTCユーザーにとってより高速なトランザクションを行なっていくことができます。
    実用化が進められているレイヤー2としては、BTCの送金チャネルとして機能する、
    「Lightningネットワーク」。ブロックチェーン上のスケーラビリティ問題の解決に向けて、
    実装されるオフチェーン開発がさらに進みより利便性の高いBTCの実現に期待
    が高まります。

現状最もDAOを明確に体現し続けているビットコイン(BTC)。
エルサルバドル共和国に次ぎ、中央アフリカ共和国でもBTCは法定通貨としての採用が決定です。
世界各国の企業などの導入拡大についてはもちろんですが、
米国の401Kプラン(日本でいうiDeCo)にもBTC投資の選択が用意されるなど。
実に多様な領域において、従来以上にBTCが求められているのが実情になります。
もちろん、BTC保有のリターンを追求するのは私たちホルダーにとって欠かせないところですが、
機能的な優位性から、BTCが各所からの強いニーズの対象であることを理解しておきましょう。

【初心者必見】ビットコイン(BTC)保有は危険?結論:早めの開始がおすすめでは、
DAOの究極形であるBTCについてP2P、ブロックチェーンなどの根本の仕組みはもちろん、
各方面からのニーズも紹介。仮想通貨のトップであるビットコイン(BTC)の理解が深まる内容。

【厳選5つ】ビットコインの今後の問題をわかりやすく丁寧に解説【スッキリ解決】にて、
ビットコイン(BTC)が抱える課題を5つの観点から解説。上記記事とあわせてご確認頂くことで、
より包括的にビットコイン(BTC)の捉えることができる構成。ぜひご参照ください。

イーサリアムの保有:DAOの基盤技術であるスマートコントラクトの主役

DAO関連の主力銘柄の中でBTCの次点でおすすめはイーサリアム(ETH)です。
イーサリアムを端的にいうと、分散型プラットフォーム。
ロシア系カナダ人のヴィタリック・ブテリン氏によって開発。
契約や取引を自動化する「スマートコントラクト」を実現しこの分散型プラットフォーム上で、
使用される仮想通貨をイーサリアム(単位:ETH )と総称します。
スマートコントラクトにおいて、非常に重要な役割を担い不可欠な存在の位置付け。

イーサリアムのブロックチェーン上では、
スマートコントラクトを活用した「分散型アプリケーション(DApps)」を開発可能。
DAppsの特徴は運用の管理者が不要のため、データの透明性公平性を担保できるテクノロジー
こうしたイーサリアムプラットフォームの拡張性はDAOの実現において欠かせないものです。

先に取り上げたDAOの代表事例であるユニスワップやコンパウンドに関しても、
イーサリアムプラットホームから生成されたDApps。
よって、イーサリアムの存在なくして、
DAO及びDEXの今後の成長性を考えることは困難である
状況
を理解しておきましょう。

通貨名Ethereum
シンボルETH
発行開始時期2015年8月
発行上限なし
現在の価格(2022年4月時点)¥362,719.76
時価総額(2022年4月時点)¥43,707,657,617,734
市場ランキング(2022年4月時点)2位
取り扱い国内取引所コインチェック
bitFlyer
GMOコイン
BITPOINT
bitbank
公式サイトEthreum公式サイト
おすすめ度5 / 5

スマートコントラクトは、仮想通貨のトップのビットコイン(BTC)にはない拡張機能です。
DAOやDeFiはもちろん、NFT(非代替性トークン)、GameFi(NFTゲーム)など。
これらの領域で共通して利用されるのが、イーサリアムプラットフォーム・ブロックチェーン。
また、グローバル企業500社以上の企業から構成される「イーサリアム企業連合(EEA)」では、
Microsoft、J.P Morgan、Intel、Accenture、KDDI、トヨタ自動車、MUFGグループなどが参画中。

【厳選5銘柄】今後注目のおすすめのアルトコイン【仮想通貨ランキング一覧】では、
イーサリアムを中心とするアルトコインをおすすめランキング形式で解説。ぜひご参照ください。

イーサリアム(ETH)の展望:2.0アップデートで一層強固なものへ

BTC同様にイーサリアムにも「スケーラビリティ問題」が存在しています。
イーサリアムプラットフォームにおいて、ETHが組成される際に報酬と与えられる手数料及び、
スマートコントラクトの過程で生じる手数料を総称してガス代といわれています。

イーサリアムプラットフォーム上の急速のユーザー拡大によるガス代の高騰や取引遅延が顕在化。
こうした課題を解決するために、イーサリアムはアップデート開発が継続中です。
イーサリアム2.0アップデートは2021年より、4段階のフェーズを経て移行される予定。
具体的なアップデート内容をまとめておくと、以下の通りになります。

アップデートフェーズ開始時期特徴
フェーズ 02021年ビーコンチェーンの実装、PoSの導入段階
フェーズ 12021年シャードチェーン導入
フェーズ 1.52022年
(予定)
メインネットをシャードチェーンに移行
フェーズ 2.02023年以降
(予定)
シャードチェーン、PoSの完全稼働

把握しておくべき要点をわかりやすく説明していきます。
まずはコンセンサスアルゴリズムがPoWからPoSへ変わること
PoW(プルーフオブワーク)は「仕事の承認」。マイニング(ブロックチェーンのデータ計算)を
行い最も素早く正確な答えを出せた者が取引の承認者となる仕組みを意味します。

PoS(プルーフオブステーク)とは「保有の承認」。仮想通貨の保有量が多いほど、
承認者になれる可能性が高まる構造
となっています。従来型のPoWにおいては、
データ計算作業による膨大な電力消費が問題化。マイニングは計算マシンを何百台も用意できる、
組織しか参加できない作業で権力の集中も危惧されていました。
Web3.0の非中央集権との対照性を問題視する声もあがっているのは事実。PoSの導入で、
膨大な計算マシンによる電力消費負担を軽減する大きな可能性
を秘めています。

また、「シャードチェーン」と呼ばれる複数のブロックチェーンにデータ処理をより分散させ、
データ処理能力を高めスケーラビリティ問題を解決する技術
がシャーディング。
今後のイーサリアム2.0アップデートによって、さらなる進化を遂げ幅広い領域で、
イーサリアムプラットフォーム及びETHのニーズが一層高まることに大いに期待がもてます。

DAO及びDEXからはもちろんですが、
今後多様な領域から、ますます注目が集まるイーサリアム(ETH)のポイントは以下の通り。

・イーサリアムの最大の特徴はDAOの技術基盤であるスマートコトントラクト
・DAOの代表例であるユニスワップやコンパウンドはイーサリアム上で生成されたDApps
・2.0アップデートによりスケーラビリティ問題を解消しさらなる進展を期待できる

【初心者必見】イーサリアム(ETH)の今後は?結論:Web3.0の主役でおすすめにて、
イーサリアム(ETH)をゼロからより掘り下げる形で詳細に解説。あわせてご確認ください。

【厳選5銘柄】おすすめのイーサリアムキラーをわかりやすく解説【一覧性抜群】では、
イーサリアムキラー(競合)にフォーカスし5つを厳選し詳細に解説しています。要チェック。

おすすめ取引所:コインチェック

DAO主力銘柄であるBTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)の購入では
両仮想通貨はもちろん幅広い銘柄を扱うコインチェックがおすすめ
です。
UNI、COMP、BITは国内取引所で未上場なので、
コインチェックでBTCを購入の後に、海外の取引所にBTCを送金し各々を購入する流れ。

コインチェックで把握しておくべきポイントを整理しておくと以下の通り。

国内最大級の仮想通貨取引所 
仮想通貨取引所アプリのダウンロード数No.1
(※ 対象:国内の仮想通貨取引アプリ、データ協力:AppTweak)

東証プライム上場のマネックスグループ傘下で徹底したセキュリティ体制
国内取引所トップクラスの18種類の仮想通貨銘柄の取り扱い実績
国内取引所で初のNFTマーケットプレイスCoincheck NFT(β版)では手数料が無料
初心者にもわかりやすい操作でシンプルなインターフェースに定評あり

私自身、4年以上、コインチェックを使用していますが、
特に⑥であげたシンプルで無駄のないユーザーインターフェースで大変使いやすいのでおすすめ
ネット銀行や証券の画面上でありがちな「わちゃわちゃ感」が排除されスッキリしているので、
初心者にとっても安心・安全に利用することができる実績に裏打ちされた取引所になっています。
実際に多くの仮想通貨ホルダーがコインチェックを利用中。他取引所と比較しても差は歴然です。

コインチェック

仮想通貨のホルダーに利用価値のある充実したサービスを多く展開している取引所になります。
以下ではコインチェックの口座開設をわかりやすく丁寧に解説していますので、ご参考ください。

まとめ

以上より、DAOの全体像を解説の上、DAOの実行法・おすすめのアクセス方法を紹介しました。
改めて本記事で特に強調しておきたい要点をシンプルにまとめておきます。

  • DAOとは?
    ブロックチェーンをベースとする分散型自律組織。
    非中央集権の組織体制でユーザー同士の直接的な取引や契約の執行を行う。

  • DAOのメリットは?
    自由度の高い取引や契約の実現。
    仲介業者の不在、透明性の高さ、スマートコントラクトにより自動化。

  • DAOのデメリットは?
    原則的に自己責任でユーザーのリテラシーが求められる。
    ハッキングのリスク、政府の規制の可能性、意思決定プロセスに時間を要すること。

  • DAOの代表的な実行方法は?
    DEX(分散型取引所)利用:Uniswap
    レンディング(貸付)プラットフォーム利用:Compound
    分散型の投資ファンド利用:BitDAO

  • DAOのおすすめのアクセス方法は?
    上記のDAO実行方法よりも低リスクで、アクセスのしやすさ、再現性の高さからおすすめ。
    DAOの進展いともなう成長の恩恵を受けることができる仮想通貨BTC・ETHの保有。
    現段階におけるDAOの究極形:ビットコイン(BTC)
    多くのDAOの基盤技術:イーサリアム(ETH)

DAOの代表事例やそれらのトークンは素晴らしく、優れているのは間違いありません。
しかし、繰り返しではありますが、DAO自体が発展途上の現状。
よって、DAOプロジェクトの健全性の担保などは不透明な点もまだまだ多く、
DAOへの直接的なアクセスはハイリスク・ハイリターンである点は否めません。

したがって、上述の通りDAO領域の成長の恩恵を大いに取り込む可能性が高い、
ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)を着実に保有する戦略がおすすめ。リスクを抑え、
DAOはもちろん多様な領域からの実需により価格高騰を期待することができるから
です。

いずれにしてもまずは、DAOのメカニズムをしっかり理解することが最優先。
自身にとって無理のない形でDAOの実践あるいは、おすすめの通り、
DAOの進展でリターンを享受できる仮想通貨を保有を検討していくことが最適です。

【厳選】メタバースおすすめ銘柄とは?結論:まずはエンジンコイン!【仮想通貨編】では、
DAO同様にWeb3.0の中核を担うメタバースを徹底解説。メタバース関連の仮想通貨についても、
4つを厳選して紹介。ご参照頂くことでWeb3.0を包括的に理解することができます。要チェック。

*仮想通貨の保有は、あくまで自己判断でお願い致します。

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