こんにちは。甘鯛です。
今回はDeFi(分散型金融)をわかりやすく解説を行い、おすすめのDeFi実行・アクセス法を紹介。
本記事は以下の読者様の課題解決にお役立ちできる内容となっています。
・DeFiのメリット・デメリットはどのようなところ?
・DeFiを実践する方法やDeFiの成長をとらえるおすすめの仮想通貨は?

DeFi!?
よく聞く難しい言葉だけど一体何?
DeFiの全体像を明らかにしメリット、デメリットを整理しつつ、
DeFiの実行方法はもちろん、無理なくおすすめなDeFiへのアクセス法を掘り下げていきます。
DeFiに対する理解を深め、読者様にとって最適なDeFi実践の参考にして頂くことが本記事の目的。
結論:DeFiは分散型金融 & DeFi関連銘柄の保有がおすすめ
早速ですが本記事の結論から!
DeFiの成長に伴うリターンを獲得できる仮想通貨(ETH、AVAX、IOST)の保有がおすすめ。
本記事でお伝えしたいことをコンパクトに集約すると上記の通りです。
以降ではそもそも論として、DeFi(分散型金融)をゼロからわかりやすく丁寧に解説。
DeFiの実行方法はもちろん、DeFiアクセス法としておすすめの関連深い仮想通貨の紹介します。
DeFi(分散型金融)のモデル
DeFi(Decentralized Finance)とは、
ブロックチェーン上に構築される金融サービスやシステムの総称。「分散型金融」といいます。
従来型の銀行、証券、仮想通貨などの金融サービスをブロックチェーンを用いて提供する仕組み。
DeFiはイーサリアムのブロックチェーンが基盤で金融資産の管理を自律的に行うことが可能。
つまり、金融機関などのような特定機関で金融資産を管理する中央集権は不要になります。
国内の仮想通貨取引所は中央集権システムといわれており、
入出金に時間がかかることや手数料の高さなどがデメリットとしてあげられることがあります。
DeFiを利用することで上記はもちろん、様々な課題解決の可能性を秘めた注目すべきシステム。
また、DeFiにより、時間やエリアにとらわれることなく、仮想通貨の複雑な運用、
ユーザーにとって有益な取引など実現できる点で今後の仮想通貨を担う役割を果たします。

DeFiのベースである非中央集権制(民主化)は、まさにWeb3.0が目指す方向性そのもの。
【そもそも論】Web3.0とは?結論:Webの非中央集権!【完全保存版】では、
Web1.0→Web2.0からWeb3.0への転換を含めわかりやすく丁寧に解説しています。
ブロックチェーンベースのWebにおける非中央集権制であるWeb3.0を把握することで、
DeFiへの理解がより一層深まる内容。ぜひあわせてご確認ください。
【厳選】Web3.0おすすめ銘柄とは?結論:最優先はイーサリアム!【仮想通貨編】にて、
Web3.0と深く関連する仮想通貨の銘柄を厳選して紹介。Web3.0の進展とともに、
成長が大いに期待できる仮想通貨のそれぞれの機能面などを踏まえ詳細に解説。要チェックです。
DeFiはイーサリアム(ETH)ブロックチェーンが土台
現時点でDeFi関連のサービスは、イーサリアムブロックチェーンで実装されているものが大半。
イーサリアム特有のスマートコントラクト機能がDeFiの根幹と深く結びついているからです。
スマートコントラクトとは、簡潔にいえば、あらかじめプログラムで設定しておくことで、
条件を満たした場合、自動契約が執行されるメカニズムを意味します。

DeFiでは非中央集権、すなわち特定の管理者が存在を前提としません。
よって、イーサリアムならではのスマートコントラクト機能性と拡張性によってなされる、
取引内容の自動確認・承認のプログラムがDeFi稼働との相性抜群となっています。
また、ユーザー間の取引は全てブロックチェーンに刻まれ、お互いを確認・監視しあう構造。
なので、金融領域で特に求められる透明性の担保、不正行為、データ改ざんなどが、
ほぼ不可能なところはDeFiの特徴であり大きく期待されている側面。
DeFi(分散型金融)とCeFi(中央集権型金融)との違い


DeFi(Decentralized Finance)と対照的な存在に位置づけられるのが、
従来型モデルで中央集権制であるCeFi(Centralized Finance)になります。
両者のメリット、デメリットについては、
次項でそれぞれ掘り下げて解説を行いますが、大枠としての違いを整理しておくと以下の通り。
DeFi(Decentralized Finance) | CeFi(Centralized Finance) | |
特徴 | 分散型金融 | 中央集権型金融 |
事業者 | 特に存在せず個人間の取引 | 銀行、証券会社、保険会社など |
メリット | ・高い運用利回り ・仲介する業者が不要でスムーズな取引 ・国や地域にしばられない広域な取引 | ・知識が乏しくても金融商品を購入できる ・一定の責任担保 ・現状の主流で大規模な取引が可能 |
デメリット | ・ユーザー同士の自己責任 ・政府による規制リスク ・実行手段が現状ではやや限定 | ・金融商品の選択が事業者に依存 ・割高な手数料 ・政府による介入度合いの高さ |

金融事業の権力が銀行や証券会社などに一極集中していたメインストリームから脱却し、
ブロックチェーン技術にもとづき個人間で取引を進めていくのがDeFiの基本スタンス。
また、後述するDEXと呼ばれる分散型取引に貸し出しを行うことで報酬として、
銀行でいう利息を得る仕組みのイールドファーミング(Yield Farming)にも注目されています。
DeFi(分散型金融)の魅力とは?自由度が高く利回りの高さ
DeFiの醍醐味を一言でいうと、ユーザー間の自由な取引及び高利回りの運用に尽きます。
ブロックチェーンにもとづくDeFiモデルだからこそ実現できるユーザーにとって素晴らしい恩恵。
3つの観点からDeFiのメリットを整理しつつ、掘り下げて解説していきます。

DeFi(分散型金融)のメリット ①:仲介する金融機関が不要
DeFiの最大の特徴としては、ユーザー間を仲介役の金融機関は不必要であることです。
ユーザー間の直接的な取引や契約を行うことで得られる主要なメリットは以下の通り。
・取引や契約のスピード向上
・個人情報漏えいリスクの軽減
・海外への送金や取引もスムーズ
・透明性の高い取引や契約の執行
仲介者不在のDeFiでは、全てがブロックチェーン上で取引などがプログラムにより実行されます。
つまり、時間・お金・移動などのコストや制約を限りなく抑えていくのがDeFiの特徴。
こうしたDeFiの金融モデルは「オープンファイナンス(Open Finance /Op-Fi)」と呼ばれます。
DeFi(分散型金融)のメリット ②:手数料が安くなる可能性
DeFiのメリットの1つとしては、取引手数料が安くなる可能性。
銀行、証券、保険などの従来型の中央集権の場合、
各種金融機関が仲介する必要があるので、その分の仲介手数料が発生してしまいます。
一方、DeFiではブロックチェーンを利用していることから非中央集権であり、
金融機関を介する必要がないため、当事者同士での直接取引や契約を行うことが可能。
不要な仲介料がかからない分、手数料を抑えることができるケースが多いのがDeFiの魅力です。
DeFi(分散型金融)のメリット ③:国や地域に左右されずに取引可能
国や地域に縛られずに取引や契約を行うことができる点もDeFiの大きな魅力。
日本国内ではあまり想像できないかもしれませんが新興国などを中心に、
金融機関などの取引口座を所持していない(審査などによりできない)成人は約18億人以上。
ブロックチェーンにもとづき、金融機関を介さないDeFiを利用することで、
特定の国や地域などの制約を受けずに自由度の高い取引や契約が可能。取引を行えなかった層は、
より便利になり、ユーザーが増えることでDeFiは一層強固なシステムの構築に期待されています。
DeFi(分散型金融)の懸念とは?自己責任の原則で管理能力が求められる
DeFiの注意点を端的にいうと、原則自己責任で管理及びトラブル回避スキルが求められること。
非中央集権制の分散型モデルなので、特定の管理者や組織統治がありません。
だからこそ、ミスやトラブルの際には自己責任なのでリスクヘッジを行う自己管理能力が必須。

DeFi(分散型金融)のデメリット ①:問題があった場合は自己責任
非中央集権制のDeFiの1番のデメリットとしては、取引などでトラブルが生じた際には自己責任。
銀行や証券などの中央集権制の金融機関の場合、システム障害などが原因で問題が発生した際は、
運営者側が責任を負いユーザーの損失を補償するのが一般的であるケースが多いです。
しかし、管理者が存在しないDeFiにはこのような補償制度は当然ありませんので、
トラブル発生時にはユーザ自身が損害を受け、自己責任であることをおさえておきましょう。
DeFi(分散型金融)のデメリット ②:政府による規制リスク
DeFiに対する国家単位の規制や見解に関しては各国政府で様々で法整備が未発達の状況。
アメリカでは現状、DeFiへの厳格な規制はありません。しかし、米国証券取引委員会(SEC)は、
DeFiなどを注視しており、マネーロンダリング抑止の観点から規制法案を検討しています。
また、日本の金融庁もDeFiに対して慎重な姿勢。DecFiが黎明期で決して完璧ではないからこそ、
今後の各国の法整備や規制の動向についてはユーザーはチェックしていく必要があります。
DeFi(分散型金融)のデメリット ③:実行できる方法が限られる
詳細は次項で解説しますが、現段階でDeFiを実装しているプラットフォームは限定的であること。
また、アクセスするユーザーのリテラシー(主に英語力)や強い好奇心が問われるため、
初心者がDeFiを実際に体験していくハードルがやや高めであることは現時点でのデメリット。
しかし、DeFiにしっかりアクセスできるシンプルでおすすめの手法を次項で取り上げます。
【おすすめ仮想通貨5選】DAO(分散型自律組織)とは?結論:ビットコインが究極形にて、
DAO(分散型自律組織)をゼロからわかりやすく解説。DeFiはDAOに分類されるものなので、
理解が必須の概念です。あわせてご参照頂くことでDeFiの理解が一層深まる構成。必見です。
上記DAO(分散型自律組織)を現在時点で最も明確に体現しているのがビットコイン(BTC)。
【初心者必見】ビットコイン(BTC)保有は危険?結論:早めの開始がおすすめでは、
BTCの根本的な仕組みやデメリットなど踏まえ丁寧に掘り下げて解説。おすすめの内容です。
DeFi(分散型金融)の実行方法 & おすすめのアクセス方法
DeFiを実行していく方法について解説していきます。
DEX(分散型取引所)やレンディングプラットフォーム活用はDeFiの本質的な実行方法。
しかし、より安全かつ手軽にDeFiにアクセスする手段としては、DeFi領域の進展により、
恩恵を受ける仮想通貨銘柄を保有することでリターンを着実に得ていくやり方をおすすめします。
DEX(分散型取引所)・レンディング(利子を得る仕組み)の利用
以下2つのDeFi実行方法では、ハイリスク・ハイリターンでいずれもDeFiの本流ではあるものの、
先述の通り現状で選択肢が限られ、初心者にはやや難度が高いことを踏まえる必要があります。
- DEX(分散型取引所)
仮想通貨取引所では、個人は交換業者を仲介する形で円をBTCなどに交換することが可能。
一方、DEXは個人を直接繋げユーザー同士が取引を行うことができる環境。特徴としては、
仮想通貨を一定預け入れることで、特定のガバナンストークンを獲得できる仕組みである、
流動性マイニング。代表事例としては、Uniswap(ユニスワップ)、
PancakeSwap(パンケーキスワップ)、SushiSwap(スシスワップ)などがあげられます。


- レンディングプラットフォーム
レンディングプラットフォームについては上記DEXにも分類されるものですが文字通り、
仮想通貨のレンディング(貸付)を他ユーザーに行うことで他よりも高い利息獲得が可能。
代表事例として、Compound(コンパウンド)があげられます。大まかな仕組みとしては、
仮想通貨を貸したいユーザー、借りたいユーザーの増加で金利が上昇する循環が生じます。
こうした循環の中でユーザーが仮想通貨を貸し出しにより高利息を得ていくことが可能。

DeFi関連の主力銘柄:イーサリアム(ETH)の保有

DeFi関連の主力銘柄の中で1番のおすすめはイーサリアム(ETH)です。
イーサリアムとは、一言でいうと分散型プラットフォーム。
ロシア系カナダ人のヴィタリック・ブテリン氏によって開発。
様々な契約を自動化する「スマートコントラクト」を実現しこの分散型プラットフォーム上で、
使用される仮想通貨をイーサリアム(単位:ETH )と総称します。
スマートコントラクトにおいて、非常に重要な役割を担い不可欠な存在の位置付け。
イーサリアムのブロックチェーン上では、
スマートコントラクトを活用した「分散型アプリケーション(DApps)」を開発可能。
DAppsの特徴は運用の管理者が不要のため、データの透明性と公平性を担保できるテクノロジー。
こうしたイーサリアムプラットフォームの拡張性がDeFiの実装において核になるところです。
通貨名 | Ethereum |
シンボル | ETH |
発行開始時期 | 2015年7月 |
発行上限 | なし |
現在の価格(2022年4月時点) | ¥ 390,087 |
時価総額(2022年4月時点) | ¥46,993,145,895,681 |
市場ランキング(2022年4月時点) | 2位 |
取り扱い国内取引所 | コインチェック bitFlyer GMOコイン BITPOINT bitbank |
公式サイト | ETH公式サイト |
おすすめ度 | 5 / 5 |
スマートコントラクトは、仮想通貨のトップにビットコイン(BTC)にはない拡張機能です。
DeFi(分散型金融)はもちろん、NFT(非代替性トークン)、GameFi(NFTゲーム)など。
これらの領域で共通して利用されるのが、イーサリアムプラットフォーム・ブロックチェーン。
また、グローバル企業500社以上の企業から構成される「イーサリアム企業連合(EEA)」では、
Microsoft、J.P Morgan、Intel、Accenture、KDDI、トヨタ自動車、MUFGグループなどが参画中。

【初心者必見】コインチェックでNFTの始め方・買い方を解説【NFTをゼロから】にて、
NFTを根本から解説の上、おすすめのNFT取引法を紹介。イーサリアムをメインチェーンとして、
多く活用しているのがNFT。NFTの理解が深まる内容となっていますので、要チェックです。
イーサリアム(ETH)の特徴:スマートコントラクト
イーサリアム=スマートコントラクトの主役です。
設定されたルールにもとづき、ブロックチェーン上の取引の契約、
あるいはブロックチェーン上に取り込まれた動作を適切に自動的に作動させていくシステム。
契約の際に報じるコストの大幅削減に繋がり契約実行の前であれば、
スマートコントラクトは承認にもとづきプログラムを変更を行うことができます。
また、詳細な契約内容はオンライン上で確認可能なので高い透明性・公平性が担保され、
取引契約全般は人間を介さずにスムーズかつ適切に実行していくための仕組みになります。

したがって、ブロックチェーン技術に根ざしているスマートコントラクトこそがDeFiの根原で、
上位概念であるWeb3.0が目指すWebにおける非中央集権(民主化)の実現に通じます。
イーサリアム(ETH)2.0アップデートの進化を経てさらなる躍進へ
イーサリアムにも克服すべき「スケーラビリティ問題」と呼ばれる技術課題が存在しています。
イーサリアムプラットフォームにおいて、ETHが組成される際に報酬と与えられる手数料及び、
スマートコントラクトの過程で生じる手数料を総称してガス代といわれています。
イーサリアムプラットフォーム上の急速のユーザー拡大によるガス代の高騰や取引遅延が顕在化。
こうした「スケーラビリティ問題」を解決するために、ETHはアップデート開発が継続中です。
イーサリアム2.0アップデートは2021年より、4段階のフェーズを経て移行される予定。
具体的なアップデート内容をまとめておくと、以下の通りになります。
アップデートフェーズ | 開始時期 | 特徴 |
フェーズ 0 | 2021年 | ビーコンチェーンの実装、PoSの導入段階 |
フェーズ 1 | 2021年 | シャードチェーン導入 |
フェーズ 1.5 | 2022年 (予定) | メインネットをシャードチェーンに移行 |
フェーズ 2.0 | 2023年以降 (予定) | シャードチェーン、PoSの完全稼働 |
理解しておくべき要点をわかりやすく説明していきます。
まずはコンセンサスアルゴリズムがPoWからPoSへ変わること。
PoW(プルーフオブワーク)は「仕事の承認」。マイニング(ブロックチェーンのデータ計算)を
行い最も素早く正確な答えを出せた者が取引の承認者となる仕組みを意味します。
PoS(プルーフオブステーク)とは「保有の承認」。仮想通貨の保有量が多いほど、
承認者になれる可能性が高まる構造となっています。従来型のPoWにおいては、
データ計算作業による膨大な電力消費が問題化。マイニングは計算マシンを何百台も用意できる、
組織しか参加できない作業で権力の集中も危惧されていました。
Web3.0の非中央集権との対照性を問題視する声もあがっているのは事実。PoSの導入で、
膨大な計算マシンによる電力消費負担を軽減する大きな可能性を秘めています。
また、「シャードチェーン」と呼ばれる複数のブロックチェーンにデータ処理をより分散させ、
データ処理能力を高めスケーラビリティ問題を解決する技術がシャーディング。
今後のイーサリアム2.0アップデートによって、さらなる進化を遂げ幅広い領域で、
イーサリアムプラットフォーム及びETHのニーズが一層高まることに大いに期待がもてます。

今後各領域から、ますます注目が集まるイーサリアム(ETH)のポイントは以下の通り。
・スマートコントラクトの主役としてDeFi、GameFi、NFTなどの領域から需要が拡大中
・2.0アップデートによりスケーラビリティ問題を解消し今後さらなる進展を期待できる
【初心者必見】イーサリアム(ETH)の今後は?結論:Web3.0の主役でおすすめでは、
イーサリアム(ETH)をさらに掘り下げ、保有の観点を含めより詳細に解説。ご参照ください。
【厳選5銘柄】おすすめのイーサリアムキラーをわかりやすく解説【一覧性抜群】にて、
イーサリアムキラー(競合)を各種紹介。上記記事とセットでご確認頂くのがおすすめです。
DeFi関連の主力銘柄:アバランチ(AVAX)の保有

アバランチ(Avalanche)は2020年9月に設立。多方面でのDeFi実現を目指すプラットフォーム。
アバランチのプラットフォーム上で使用される仮想通貨がAVAXとなります。
アバランチの開発はBTCなどの分散型システムの研究実績のある著名なコンピューター科学者、
エミン・ガン・サイラー(Emin Gün Sirer)氏を含む共同設立者によって立ち上げられました。
通貨名 | Avalanche |
シンボル | AVAX |
発行開始時期 | 2020年9月 |
発行上限 | 7億2,000万枚 |
現在の価格(2022年4月時点) | ¥ 9,982 |
時価総額(2022年4月時点) | ¥2,666,012,786,225 |
市場ランキング(2022年4月時点) | 10位 |
取り扱い国内取引所 | ー |
取り扱い海外取引所 | BINANCE BYBIT |
公式サイト | AVAX公式サイト |
おすすめ度 | 4 / 5 |
アバランチはイーサリアム・ブロックチェーンとの互換性があるパブリック・ブロックチェーン。
現状ではDeFiのほとんどがイーサリアム上に構築されていますが前項で触れた通り、
トランザクションが遅い上にガス代(手数料)が高い問題に直面。こうした課題解決役として、
アバランチはトランザクションのスピードが高速。また、アバランチはイーサリアムの生成及び、
承認方法(コンセンサスアルゴリズム)のPoW(プルーフオブワーク)だけではありません。
「アバランチ・コンセンサス」と呼ばれる特殊なアルゴリズムが採用されており端的にいえば、
PoWで求められる仕事の承認とPoS(プルーフオブステーク)で保有の承認の二面性を含みます。
つまり、ハイブリッド型の効率的な生成・承認方法であることをおさえておきましょう。

優れた処理スピードでスケーラビリティ問題を解決
スケーラビリティ問題は、先で取り上げた通りブロックチェーンで膨大な取引などを行うために、
多くの時間やガス代(手数料)を要すること。イーサリアムが現段階でかかえるこのような、
スケーラビリティ問題をアバランチの処理速度や高い精度で解決に導いていきます。
アバランチにおいては、先述の通りハイブリッド型の生成・承認制をとっており、
同時に複数のトランザクションの実行をすることができるからです。具体的には1秒間で、
約4,500トランザクションを処理することが可能。BTCでは1秒間に約8トランザクション、
ETHでは約15トランザクションとなりますので、大きな差を生みだしていることがわかります。
また、アバランチは「アバランチマルチバース」という新たなプログラムを推進。
トランザクションのスピードをさらに磨き、DeFiを中心にNFTやGameFi(NFTゲーム)など、
多くの領域におけるエコシステムの構築を目指し尽力しており、今後の動向が楽しみです。
イーサリアム(ETH)との互換性でインターオペラビリティ問題の影響を受けない
アバランチは、イーサリアムプラットフォームのEVM(Ethereum Virtual Machine)、
その関連ツールを全てサポートしているのでイーサリアムとの互換性をもっています。
ブロックチェーン全般の問題点としては異なるブロックチェーン同士では、
従来であれば互換性がなく同プラットフォーム上での取引ができない課題がありました。
これはブロックチェーンにおけるインターオペラビリティ問題と呼ばれるものです。
アバランチはイーサリアムとの互換性があるので、
イーサリアムで稼働するDeFiシステムなどはアバランチ上においても稼働させていくことが可能。
イーサリアムを基盤とするアプリなどが増えている状況下ではアバランチが、
インターオペラビリティ問題の影響を受けず多くのユーザーにとってメリットは大きいです。
アバランチ(AVAX)について、理解しておくべきポイントは以下の通り。
・生成及び承認がPoWとPoSのハイブリッドで処理が高速でスケーラビリティ問題を解決
・イーサリアムプラットフォームとの互換性があるのでインターオペラビリティを解消
DeFi関連の主力銘柄:アイオーエスティー(IOST)の保有

IOSTはInternet of Services Token(インターネット・オブ・サービス・トークン)の略称です。
コンセンサスアルゴリズムがPoB(Proof of Believability)で生成される、
分散型ブロックチェーンのプラットフォーム。2018年1月にシンガポールのIOST財団により開発。
通貨名 | IOST |
シンボル | IOST |
発行開始時期 | 2018年1月 |
発行上限 | 900億 |
現在の価格(2022年4月時点) | ¥ 3.69 |
時価総額(2022年4月時点) | ¥68,503,967,236 |
市場ランキング(2022年4月時点) | 121位 |
取り扱い国内取引所 | コインチェック |
公式サイト | IOST公式サイト |
おすすめ度 | 4 / 5 |
IOSTはセキュリティが強く、処理速度が非常に早いのでDeFi領域で大いに期待されています。
また、正確な記録や傾向の分析などが求められる医療領域においてもIOSTは注目されており、
IOSTを実装した医療プロジェクトが進行中。今後様々な領域でプロジェクトが進展していけば、
IOSTユーザーの増加に伴い、価格高騰を期待していくことができる注目の仮想通貨です。

PoBとEDSで処理スピードの高さでスケーラビリティ問題を解決
IOSTはスケーラビリティ問題について、2つの機能面から解決に導きます。
1つはコンセンサスアルゴリズムとして「Proof of Believability(PoB)」を採用していること。
PoBでは、Serviというネットワークへの貢献度を基準にしています。
この貢献度が高ければ高いほど、さらに報酬の高い処理を行える確率が高くなる仕組み。
PoBがコンセンサスアルゴリズムとして採用されることで、
処理量などに関係なく、分散性が重視され手数料の軽減や処理の遅延予防に繋がっています。
悪意のある大規模なマイニングなどを防止することに繋がり、非中央集権性の担保を実現。

2つの目としては「EDS(Efficient Distributed Sharding「効率分散型シャーディング」)と、
呼ばれる技術。EDSはトランザクションにかかる時間や手数料を削減することを目的とし、
作業工程を細分化し並行することで、ネットワークの作業速度が大幅に向上しました。
目安として1秒間で約8,000件に及ぶ送金処理が可能でクレジットカードのおよそ2倍の速さ。
大まかな仕組みとしては、IOSTは特定のブロックにチェックポイントを設定し、
チェックポイントから最新のブロックのみを抽出し保存していくメカニズムとなっています。
EDSによりユーザーのデータ保持のストレージを削減することができるため、
使用のサーバー負荷の軽減、新たなユーザーの参加がしやすい環境になっているのが特徴。
ブロックチェーンにおける公平性を担保しつつ、高いセキュリティ技術の高さや、
ネットワークの分散性などからスケーラビリティ問題の解消に寄与しています。
JavaScriptで開発可能で開発ハードルが低い
IOSTはDappを開発できるブロックチェーンプラットフォームであることに加え、
スマートコントラクトの開発言語が世界で1番プログラマーが多いJavaScriptであることが魅力。
JavaScriptは世界最多の開発者を有し約1,380万人以上(2021年SlashDataより)で、
IOST上でDapps開発を行うハードルは他の仮想通貨と比べて格段に低くなっています。
また、IOST財団によるJavaScriptでのブロックチェーン動作に関する講習イベントに関して、
コンスタントな開催やIOSTプログラムの積極的な情報発信も開発者にとっては嬉しいメリット。
こうした側面から、IOSTプラットフォーム活用は他の仮想通貨に比べより活性化に繋がります。
今後の活用が大きく拡大すれば、IOSTの価格上昇をに期待したいところ。
IOSTに関しておさえておくべき要点をまとめると、以下の通り。
・PoBとEDSで格段に速い処理速度を実現しスケーラビリティ問題の解消に寄与
・世界で1番開発者が多いJavaScriptによる開発が可能でIOSTプログラマーの増加にも期待
ETH・IOSTを購入できるおすすめ取引所:コインチェック
コインチェックでは、今回紹介のDeFi関連の2つの主力銘柄(ETH、IOST)を扱っています。
AVAXに関してはコインチェックを含む国内取引所で未上場ですので、
コインチェックでBTCを購入の後に、海外の取引所にBTCを送金しAVAXを購入していく流れ。
コインチェックは、*国内の暗号資産取引アプリダウンロード数で3年連続No.1で信頼の実績。
(*対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak)
マネックス・グループとなり徹底したセキュリティ体制が構築済なところも安心です。
安全性の観点からも信頼できる取引所で、シンプルでわかりやすいインターフェースも魅力。
証券口座よりも口座開設が簡素化されスムーズに開設できるのも嬉しいところになります。
コインチェックでは、独自のサービスを多く展開しているところも大きな魅力。
5種類の通貨を月々1万円から自動で購入して積み立てることができる「Coincheckつみたて」。
また、「Coincheck NFT(β版)」ではコインチェックユーザー同士で、
デジタルアセット「NFT」と仮想通貨の交換取引ができるサービスを用意しています。
「貸暗号資産サービス」はコインチェックに一定期間、貸付を行うことで、
高い利息をユーザーに還元するレンディングサービス。対象の仮想通貨や期間などの諸条件で、
利率は異なりますが最大5%の利息を放置しておくだけでお得に獲得できるのは素晴らしいです。
【初心者必見】コインチェックのレンディング(貸暗号資産サービス)のやり方・特徴にて、
貸暗号資産サービスを詳細に解説。ぜひ利用したいサービスですので、要チェックです。
仮想通貨のホルダーに利用価値のある充実したサービスを多く展開している取引所になります。
以下ではコインチェックの口座開設をわかりやすく丁寧に解説していますので、ご参考ください。
まとめ
以上より、DeFiの全体像を解説の上、DeFiのやり方及びおすすめのアクセス方法を紹介しました。
改めて本記事で特に強調しておきたい要点をシンプルにまとめておきます。
- DeFiとは?
イーサリアムブロックチェーン技術をベースにする分散型金融モデル。
非中央集権制でユーザー同士の直接的な取引や契約の執行を行う。 - DeFiのメリットは?
自由度が高く利回りの高さ。
仲介業者の不在、低コスト、国や地域に縛られない。 - DeFiのデメリットは?
原則的に自己責任でユーザーのリテラシーが求められる。
トラブルが生じた時には全て自身で対処、政府の規制リスク、実行方法が現状では限定的。 - DeFiの実行方法は?
DEX(分散型取引所)の利用:Uniswap、PancakeSwap、SushiSwapなど。
レンディング(貸付)プラットフォーム利用:Compoundなど。 - DeFiのおすすめのアクセス方法は?
DeFiの進展い伴い成長の恩恵を受けることができる仮想通貨の保有。
ETH、AVAX、IOSTがDeFiをけん引し上記の実行方法よりも低リスクなのでおすすめ。

それぞれの仮想通貨の特徴や方向性は素晴らしく、機能的に優れているのは間違いありません。
しかし、スマートコントラクトの代表格であるイーサリアム(ETH)はDeFiにおいて、
主役としてリードし続けていく可能性は高め。2.0アップデート後のさらなる機能改善により、
DeFiはもちろん各領域からの強いニーズを見込み、価格高騰に期待することができます。
いずれにしてもまずは、DeFiのメカニズムをしっかり理解することが最優先。
自身にとって無理のない形でDeFiの実践あるいは、おすすめの通り、
DeFiの進展でリターンを享受できる仮想通貨を保有を検討していくことが望ましいでしょう。
【厳選】メタバースおすすめ銘柄とは?結論:まずはエンジンコイン!【仮想通貨編】では、
DeFi同様にWeb3.0の中核を担うメタバースを徹底解説。メタバース関連の仮想通貨についても、
4つを厳選して紹介。ご参照頂くことでWeb3.0を包括的に理解することができます。要チェック。
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