【保存版】習慣がもたらすものとは?

生活

こんにちは。甘鯛です。
今回は「習慣」について考察します。
やや抽象的で観念的なテーマに思えるかもしれませんが、
ものごとを継続し成果を得ていく上で不可欠な概念ですので、しっかり取りあげていきます。
まずは「習慣」の言葉の定義。以下の通りです。

1 長い間繰り返し行ううちに、そうするのがきまりのようになったこと。
2 その国やその地方の人々のあいだで、普通に行われる物事のやり方。
  社会的なしきたり。ならわし。
3 心理学で学習によって後天的に獲得され、反復によって固定化された個人の行動様式。

『デジタル大辞泉』(小学館)より

1については、トイレ、歯磨き、食事など、文字通り生命維持に不可欠な行動。
2に関しては、特定のコミニュティの社会的な行動。例えば、特定エリアのしきたりなど。
本記事では、3の観点で「習慣」を捉えていきます。
つまり、生命維持に欠かせない広く浸透している行動や特定地域のしきたりなどではありません。

むしろ、クローズドであり個人的なルーティーン。
個人の学習や体験をもとに獲得された反復行動を「習慣」と考えていきます。

本記事は、以下のような読者様の課題解決にお役立ちできる構成になっております。

アラサーちゃん
アラサーちゃん

「習慣」のメリット・デメリットは何?
「習慣」にすべきことはどのようなこと?
とはいえ「習慣」にするまでが大変でしょ?

早速ですが本記事の結論から!

習慣化するまでが非常に大変だが、目標達成において習慣化による効果は絶大。

本記事を執筆しようと考えた経緯について、私自身が習慣としていることは沢山あります。
「投資」「運動」「趣味」etc、成功したこと、失敗したことなど、振り返ると山ほどあります。
以降では、私の習慣化の中で、うまくいっていること、うまくいっていないことを含め、
習慣の特性や習慣がもたらす効果にフォーカスをあて、掘り下げていきます。

本記事から得られることは、以下の通りです。

・自身の習慣を見直す動機
・習慣化するためのポイント
・新たに習慣化すべきことの考えるヒント

それでは、解説を進めていきます。

習慣化のメリット

習慣化により得られるメリットを整理していきます。

着実に目標達成に近づける
自己紹介・ブログ方針で簡潔に説明させて頂きましたが、
私は偏差値40台前半の高校から独学で偏差値70台の慶應大に現役合格した経験があります。
私ごとで恐縮ですが、これは人生で初めて習慣化の重要性を痛感した経験になります。


受験勉強では、冗談ではなく小学5年の勉強から開始し最終的には偏差値70台後半まで到達。
早慶上智の受験した学校・学部すべてに合格する結果に至りました。
詳細な過程については、本記事では省きますが、何をお伝えしたいのかといいますと、
適切な習慣を粘り強く継続することで、間違いなく目標達成に近づける、ということです。

私が共有したいのは、根性論やスパルタでは決してありません。
資格取得、資産運用、転職活動、スキルアップなど、目標達成や一定の成果を獲得する上で、
PDCAをまわしながら習慣化に徹する以外に術はないと実体験から考えていることです。

意志と無関係に機械的に実行
資格取得、資産運用、転職活動、スキルアップなど、設定した目標を成し遂げるにあたり、
意志の力だけで「頑張る」のは短絡的な根性論であり、何より辛いので持続できません。
続けなければ成果を得るこもできませんので、動機も低下するので悪循環に陥ります。

多くの人は、意志の力だけで行動を継続できずに挫折してしまいます。
自身の経験を振り返ると、失敗しているものの多くが自らの意志への過信に起因しています。
強調したいのは、習慣化することで、自分の意志に偏重するのではなく、
行動装置、行動する仕組みとして、自動化することで持続性が生み、成果に繋がる好循環。

なぜ、私がこのように考えるか?
それは人間特有の「不合理」によるところが大きいからにほかありません。
『予想どおりに不合理』という行動経済学の名著に有意義なヒントがあります。
そもそも人間は「不合理」な存在であり、
自身が定めた目標に最短で進もうとすればするほど、反対に非合理な選択をとってしまい、
目標とは反対の方へ進んでしまう矛盾を含む生き物であるといわれています。
これに起因するのは、ズバリ感情、すなわち、意志にほかありません。

感情や意志を否定するつもりでは決してありません。
強調したいのは、人間の「不合理」を受け入れ、
習慣という仕組みを利用することで、目標達成に向け優先することに集中すること
です。
その時々の感情や意志に依存することない習慣(仕組み)を構築していくことで、
目標達成に向けた習慣化の大きなメリットであるといえます。

小さな成功を積み重ねていく喜び
習慣化により成果を得ていくには、時間が必要です。
習慣を積み重ねていくことは、PDCAにもとづく思考様式であるからです。
目標(Plan)→実行(Do)→確認(Check)→改善(Action)の循環には時間を要します。

上記の循環では、目標達成に向けPDCAサイクルをまわし続けていくことを意味します。
PDCAを重ねていくことこそが、習慣の源泉であると私は認識しています。
習慣の対象は、一朝一夕で完結するものではないからです。

自身の資産運用を事例に解説させて頂きます。
大学時代に日本株、米国株を開始した私は、投資開始の直後にリーマンショックに見舞われ、
投資初心者であった私にとって、手厳しい投資デビューになりました。
ただし、リーマンショックによる大暴落を経験したからこそ、意義深い学びがありました。
簡潔にお伝えすると、適切な投資対象の選定、積立投資の威力、ポートフォリオ(PF)戦略。
こうした学びは、PDCAにもとづく投資習慣から得た実体験にほかありません。

ですので、2020年3月末に発生したコロナショック時には、動揺はありませんでした。
たとえ、サーキットブレーカーが発動しようとも優良ETFの果敢は買い増しを行い、
大きなリターンを獲得することに繋がり、腰の強いPFの構築に至っております。

投資歴13年を超えた現在ももちろん、
自身の米国株投資の習慣をPDCAにもとづき、必要に応じてアップデートし続けています。
なぜなら、課題を発見し改善に向け行動を繰り返し続けることでしか、
リターンを得ていくことはできないことを身をもって経験しているからです。
日本株に固執していた投資間もない時期から、PDCAにそった投資習慣に徹していたことで、
君子豹変し、現在では米国株にフォーカスした投資スタンスが確立されています。

このような習慣化により、小さな成功を重ねていくことで自己肯定に繋がります。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、存在が認められた感覚に近いものでしょう。
課題の本質に目を向け、改善策の検討、改善施策の実行、
こうしたPDCAの習慣が報われ、成果に現れた時の喜びはひときわ嬉しいからです。

習慣化のデメリット

習慣化のデメリットを整理しておきます。

すぐに成果が現れない
これは目標達成に向けものごとを習慣化している当事者からすれば、切実。
ただし、冷静に考えて頂けれおわかりでしょうが、
資産運用、資格取得、ダイエット、筋トレなどで即成果として現れるはずがないですよね。

すぐに成果がでないから、習慣にしようとしていることをやめるのではなく、
まずは反復し一定の効果がでるまで粘り強く継続してみることで、
習慣化する価値があるか否かを見極める視点がポイントになります。

目標達成に向けた習慣を定着させるまでが、非常に困難なのは同感です。
しかし、ものごとを持続しないとそれなりの結果が望めないのも事実。
先述の通りPDCAに従い適切な目標設定及びその手段を模索し続ける必要もあります。
目標達成後の自身の姿をイメージすることで、モチベーション維持に繋がりますね。

目標設定が高すぎると挫折する
先述の通り、目標設定が現在地点よりも明らかに高めに定めていると習慣が定着せずに、
モチベーションの低下により、挫折してしまう悪要因になってしまいます。
ですので、現状よりも少し高いくらいの丁度良い目標を決めることが肝要になります。

例えば、資産運用の場合、仮に自身の資産を1年〜3年の短期間で、
年平均リターン+30%で増やすという高い目標を設定したとします。
すると、投資対象として、大きなリスクを伴う米国ハイパーグロース株の売買、
レバレッジETFの運用。あるいは、投機として、仮想通貨のトレードなどに限られてきます。
いずれもリターンが保証されているわけではなく、あくまで過去の実績ベースの話です。
すなわち、リスクだけおってリターンが追随しない可能性も十分に考えられます。

上記のような運用を実際に行える方は、ごく一部の方に限定されるだけではなく、
再現性の低い運用であり、多くの方にとって地に足がついていない目標設定です。
即お金もちになるには、それなりの高い目標設定が必要になり、
リスク許容度を度外視した危険な運用が強いられることになります。

自身がおかれている状況、例えば、年齢、期間、金額、アセットアロケーションなど、
複数の要素を考慮の上、自身にあった戦略を練りあげていく方が再現性が高いですよね。
まずはスモールステップから開始し、小さな目標を達成していく癖をつけていくことで、
より大きな目標設定が可能となり習慣化に繋げていくことができます。

PDCAをまわし続ける必要がある
確かに、自身にあった目標の設定を行うことは継続する上で重要なポイントになります。
目標達成に向け実際に習慣化していくことで、ゴールを目指すことは習慣の醍醐味です。
ところが、外部環境や自身の価値観などの前提が変化していけば、それに伴い、
自身の目標、目標達成に向けた習慣も変化させてフットワークの軽さが求められます。

一見すれば、継続を要する習慣化と変化に対応する柔軟性は相反するように思えますね。
ところが、経済、文化、価値観などのダイナミックな変化については、
COVID-19によるパンデミックを通じ、私たちは実際に痛感させられました。

だからこそ、自身が習慣としていることが本当に自身にとって妥当であるか。
それにより得られるものは何かを自問自答し、検証し続けていく姿勢
が重要になります。
PDCAにしたがい、目標や習慣を軌道修正させていくしなやかさが不可欠です。

習慣化の事例紹介

習慣化のメリット・デメリットを整理してきました。
以降で習慣化の事例をとりあげますので、習慣の見直しや新たな習慣の検討にご参照ください。
私が日頃から習慣化していることは多々ありますが、主には下記の3つになります。

・健康維持を目的とした週4日1回8キロのランニング(継続期間:約3年)
・趣味の外食や栄養面を意識した料理(継続期間:約5年)
・米国株投資(継続期間:約13年)

上記3つの習慣はいずれも、自分にとって当たり前で「歯磨きをする感覚」とほぼ同等
習慣として自身のライフスタイルの1つと定着させるまで、ある程度の時間を要し非常に辛いです。
ところが、習慣化してしまえば、無意識に近い感覚で機械的に行動していくまでです。

いずれの習慣のプロセスにおいて、PDCAをまわし続け、
目標を模索し続け、目標達成を目指し、適切な施策を検討の上、地道に実行し続けています。
米国株の投資習慣が13年以上であり私の中では、最長期間の習慣になります。

米国株の投資習慣では、長期視点で効率良くリターンを狙え、
多くの方に対して資産運用の最適解として、再現性の高い手法
なのでおすすめできます。

小さく開始し、時間を味方につけ、投資を習慣化していくことで、複利効果を獲得しながら、
米国経済の成長の恩恵を享受できる点は、多くの投資家にとって嬉しいところですね。
米国ETFであるVTI・QQQへのコンスタントな投資を個人的にはおすすめしています。

【保存版】VTI+QQQ=最適解では、VTI+QQQ投資の有用性を解説。ぜひお役立てくださいね。

また、ETF投資にハードルの高さを感じる方には、投資信託を活用した積立投資がおすすめ。
VTIに連動する投資信託の定期買付を習慣化することで、資産拡大に役立つ仕組みが構築されます。
【決定版】おすすめの投資信託では、優れた投資信託を紹介しておりますので、ご参考ください。

まとめ

資産運用、スキルアップ、健康維持、趣味など自身の関心ごとを習慣化をすることで、
時間を味方につけ小さな成果を積み重ね、やがて大きな成果の獲得に通じます。

中には、習慣化するまで、あるいは、対象によっては成果がすぐに現れないものもあります。
ですが、習慣にしてしまうことで、自分にとってなすべき当然のことになれば、
感情に左右されずに半ば無意識かつ機械的に実行し続ける仕組み化することが可能になります。

継続しなければ成果は生まれませんし、成果がなければモチベーションも生まれません。
繰り返しですが、小さな目標をたて、小さく開始することが習慣化のポイントです。
ぜひ皆様も適切な習慣を身につけ、ともに目標達成に近づけるように前進していきましょう。

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