【決定版】おすすめの投資信託

米国株投資

こんにちは。甘鯛です。
今回はおすすめの投資信託をテーマに語っていきます。
投資信託の選定は、長期的な資産運用において非常に重要なポイントです。

そもそもですが、投資信託の定義は、以下の通りになります。

投資信託(ファンド)とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、
運用のプロであるファンドマネージャーが株式や債券などに投資・運用し、
その運用の成果として生まれた利益を皆さんに還元するという金融商品です。

楽天証券HPより

投資信託は100円から運用することができ、再現性の高い資産運用の有力な選択肢。
じっくり時間をかけて着実に運用してい上で、欠かせない運用商品になります。
運用コストも軽減され続けていますので、スモールステップから開始できるのも嬉しいポイント。

・どの投資信託を選んだら良いかわからない、
・どのような基準で投資信託を選んだら良いかわからない、
・株式投資に興味がないので少額から手軽に始められる運用を検討したい、

こうしたお悩みをもつ読者様の参考になるように、本記事は構成されています。
本記事で投資信託の理解を深めて頂き、投資信託の選定にお役立て頂ければ幸いです。

投資信託を検討する際に、優先的に制度利用したいのが、つみたてNISA
これは運用益に課税される約20%の所得税が最長20年にわたり非課税になり、
金融庁お墨付の投資信託の買い付けを効率的に行う上で、魅力的な税制優遇制度になります。

つみたてNISAについては、上記の過去記事をご確認ください。
今回ご紹介する投資信託はもちろん、つみたてNISAに対応しているものです。
それでは、解説を進めていきます。

結論

早速ですが、本記事で1番お伝えしたい結論から!
おすすめの投資信託はこちら4つになります。

  • 楽天全米株式インデックス・ファンド
    (通称:楽天VTI)
  • SBI・V・全米株インデックスファンド
    (通称:SBI・V・全米
  • eMAXIS Slim米国株式(S&P500)インデックスファンド
    (通称:eMAXIS Slim米国株式 S&P500
  • SBI・V・S&P500 インデックス・ファンド
    (通称:SBI・V・S&P500
楽天VTI SBI・V・全米株式eMaxis Slim S&P500SBI・V・S&P500
対象指数CRSP US
Total Market Index(VTI)
CRSP US
Total Market Index (VTI)
S&P500S&P500
設定日 2017/9/29 2021/6/292018/7/32019/9/26
純資産額3,000億円ー(開始間もないため)4,911億円2,404億円
信託報酬0.162%0.0938%0.0968%0.0938%
つみたてNISA・楽天証券
・SBI証券 ほか
・SBI証券 ・楽天証券
・SBI証券 ほか
・SBI証券

これら4つの投資信託はどれも優秀な投資信託です。
いずれの投資信託の運用対象としては、
米国指数の代表であるS&P500、米国市場全体に投資を行うVTIになっております。

投資の基礎である、長期積立分散の条件にあっており優れた投資対象と断定できます。
後述する「信託報酬」の最小化に対して、各社で熾烈な競争を継続中。

暫定で最もオススメは「SBI・V・全米株インデックスファンド」。次点で「楽天VTI」です。
両者はVTIをインデックスとしていますので、投資対象は同じです。
差異としては、「信託報酬」。楽天VTIは 0.162%、 SBI・V・全米株式インデックスは0.0938%。
現時点ではわずかではありますが、「SBI・V・全米株式」の方が低コストです。

ところが、 SBI・V・全米株式 はリリース間もないので、運用報告書が開示されていません。
「信託報酬」のほかにかかるコストとしては、
銘柄を売買する際の手数料、資産の保管費用などがあります。
「信託報酬」にこれらを加わることで、実質トータルコストが判明します。

本記事の執筆時点で運用報告書を確認すると「楽天VTI」のトータル実質コストは約0.19%
「楽天VTI」を100万円買うと1年で約1,900円の合計コストが発生する計算。十分に低コストです。
「SBI・V・全米株式」 の実質トータルコストの判明が楽しみであるとともに、
「楽天VTI」は負けずにコスト低減を切実に期待したいところです。

ちなみに、投資対象(国)で米国が最適と考える理由は、3つあります。
1.安定的にGDB成長率が見込める
2.国家として資本主義の行動原理が浸透している
3.イノベーションを生み出し世界に伝播していく発信力


私自身の米国株の遍歴や基本姿勢については、過去記事をご参考くださいませ。

また、VTIとS&P500のパフォーマンスの違いは、大差ありません。
VTIは、米国約4000社が対象で小型株〜大型株へより包括的に投資可能になります。
S&P500は、米国を代表する指数であ米国の中大型企業約500社が投資対象。
どちらも甲乙つけがたいですが、より広範囲に投資可能なVTIを個人的に選好しています。

約20年のVTIのパフォーマンス

選定基準

投資信託を選定する上で、必須の基準は以下の3つになります。
これら以外にも基準はありますが、まずはこれらを確認していくことがマスト。
結論であげたオススメの投資信託4選は、もちろん全ての基準をクリアしています。
こういうチェックすべき基準があるのか、と安心しながら参考にしてみてくださいね。

  • コスト
    投資信託にかかる費用としては、「販売手数料」、「信託報酬」、「信託財産留保額」、「有価証券売買手数料」「税金」などがあります。なかでも「販売手数料」と「信託報酬」は投資信託の2大コストといわれています。投資信託を売買する際の「販売手数料」投資信託を運用する上でかかるコストを「信託報酬」といいます。最近では「販売手数料」は無料が多いですが、「信託報酬」は投資信託を運用・管理する上でかかるコストになります。

  • 純資産の大きさ
    純資産残高は投資した資金の合計、つまり、投資信託の規模を示します。投資信託を安定的に運用していくためには、ある程度の規模が必須になります。規模が小さいと多くの銘柄に資金を振り分けることができず、分散効果が小さくなったり、資金の出入りの影響も大きく受けるため効率的な運用ができなくなることもあります。純資産残高は30億円以上あった方が安心。運用会社のホームページで確可能です。

  • パフォーマンス
    米国指数を代表するS&P500などのインデックスがハイパフォーマンスで有名。こうしたインデックスをベンチマークに運用を行なったり、VTIのようなETFの買い付けを行うパッシブ運用がオススメです。一方で、アクティブ運用は、ベンチマークよりも高い成果を目指しますが、銘柄を厳選し売買を行うためコストが割高。米国市場平均のS&P500や米国市場全体に投資するVTIをベンチマークにするパッシブ運用の方が長期ではリターンが大きいです。

インデックス投資の有用性については、
過去記事で名著『敗者のゲーム』を自身の投資失敗を交えレビューしているのでご確認ください。

約15年のVTI(青)・S&P500(ピンク)のパフォーマンス

まとめ

ご紹介の4つの投資信託はどれも素晴らしく、どれを選択しても間違いはありません。
投資対象として、米国の中大型企業約500社に投資を行うS&P500、
あるいは、米国の小〜大企業約4000社に投資行うVTIにするか。

お伝えの通り、私はVTIを選好しておりますので、これから投資をはじめる方に対しては、
現時点で信託報酬が最も低い「SBI・V・全米株インデックスファンド」をおすすめします。
ですが、当ファンドの実質トータルコストがわかり次第、
楽天VTI」と比較の上、どの程度の差が生じるかを見極めていく必要がありますね。

現状で私は「楽天VTI」をつみたてNISAiDeCo、特定口座の積立にて投資を継続中。
SBI証券の特定口座で「SBI・V・全米株インデックスファンド」積立投資を並行しています。
私が投資をはじめた13年前の投資信託では、
信託報酬がどれも割高で選択できる商品も少なく、ETFや個別株に投資対象が限られていました。

つみたてNISAiDeCoの登場でますます身近な資産運用になっている投資信託を活用し、
小さくはじめ、長く続けることでお金を増やしていく習慣を身につけていくことが容易です。
習慣のコツについては、以下の記事でまとめていますので、ぜひお役立てください。

また、本記事のタイトルに【決定版】と冠したのは、
今回紹介のファンドよりも優秀なものが登場したり、
今後の動向に変化があった際には適宜、情報をブラッシュアップしていく予定だからです。
長い付き合いになる投資信託の運用において、良質なファンドを選定していきたいですね。

*投資活動は、あくまで自己判断でお願い致します。

楽天証券で楽天カードの積立設定を行うことで、1%還元を受けることが可能。
楽天カードは楽天ポイントが貯まりやすく、利用価値のある活用すべきクレジットカードです。

楽天証券では、今回ご紹介した「楽天VTI 」「eMaxis Slim S&P500」の扱いがあります。
つみたてNISA優先で楽天ポイントをゲットしながら、効率良く投資していくのはオススメですね。

楽天証券

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