【攻めのETF】QQQをわかりやすく解説

QQQ

こんにちは。甘鯛です。
今回は米国ETFであるQQQをわかりやすく解説します。

・QQQってそもそもどんなものかを知りたい、
・QQQ投資のメリット・デメリットを知りたい、
・多くの投資家に再現可能な形でQQQ投資の手法を知りたい、

本記事は、こうした読者様の課題解決にお役立て頂く目的で構成されています。
早速ですが、私が本記事で1番主張したいことは以下になります。

長期投資を前提にする上で、QQQは補完的な投資対象として非常に優れた設計であること

8年以上にわたり、QQQに投資し続けている私自身の考えを共有していきます。
長期で資産運用を行うにあたり、VTI中心にポートフォリオ(PF)を組むことがベストです。
これを前提とし、今回紹介するQQQをサブ(サテライト)として、PFの補完的な位置づけで、
運用を行うことにより、リスク分散をしつつパフォーマンス向上の実現に繋がります。

私が7年以上、実践し続けているVTI投資の醍醐味については、
【投資家必見】VTIをわかりやすく解説をぜひご参照ください。

繰り返しですが、多くの投資家にとって優先すべき第一選択は、あくまでVTIです。
QQQは、VTIを補完する投資対象として利用価値のあるETFと自身の投資経験から考えます。

それでは、QQQについて様々な切り口から解説を進めていきます。

QQQの概要

まずは米国ETFであるQQQの概要をまとめます。

  • インデックス:NASDAQ100指数
  • 信 託 報 酬: 0.20%
  • 分配金利回り:0.53%
  • 配 当 実 績:1.49ドル
  • 組 入 銘 柄 数:約100銘柄
  • 設定日:1999年3月10日
  • 運用会社:Invesco Ltd.

NASDAQは、NYSE(ニューヨーク証券取引所)と並ぶ米国の代表的な株式市場の1つ。
ハイテク企業やIT関連などの新興企業が占める割合が多いのが特徴です。
約3,300社がNASDAQに上場しており、新興企業向け株式市場の中でも世界最大の規模。

QQQは、NASDAQに上場する上位100社から構成される時価総額加重平均型のETFです。
セクター、上位組入企業については、2021年12月時点。

《セクター》 《比率》
Information Technology                           50.82%
Communication Services17.67%
Consumer Discretionary17.39%
Health Care5.76%
Consumer Staples4.83%
Industrials2.68%
Utilities 0.86%
《上位組入企業》                                《比率》
Apple Inc 11.78%
Microsoft Corp10.69%
Amazon.com Inc7.56%
Tesla Inc5.54%
NVIDIA Corp5.14%
Alphabet Inc (C) 4.02%
Alphabet Inc (A) 3.77%
Meta Platforms Inc3.22%
Adobe Inc1.97%
Netflix Inc1.79%

QQQのメリット

QQQのメリットをそれぞれ整理しつつ、掘り下げて解説します。

成長性の高いハイテクを中心に幅広いセクターをカバー
QQQは、高い成長性を誇るテクノロジー企業の構成比率が、50%を超えているのが特徴
また、GAFAMの組み入れ比率が約40%を占めているのも注視すべきポイントになります。
現状では、QQQはテクノロジー企業の比率が大半を占めています

一方、残りの約半分では、非テックでヘルスケア、一般消費、資本財などのセクターで構成。「QQQ=ハイテク企業で構成されたETF」といわれることがあります。
この認識自体は誤りではありません。なぜなら、近年では特にテクノロジーセクターが、
市場のけん引役であり、時価総額の上位がテクノロジー企業で占められているからです。

現状ではGAFAM、Tesla、NVIDIA などのテクノロジー企業群の時価総額が壮大ですが、
QQQには、ヘルスケア、一般消費、資本財、生活必需品などの企業が隠れております。
PepsiCo、Starbucks、Costco、Moderna、Amgen、Marriott Internationalなど、
世界的に競争優位性のある優秀な非テック企業群が含まれていることを強調したいです。

何をお伝えしたいのかといいますと、
必ずしも「QQQ=ハイテク企業中心で構成されたETF」であるとは断定できないことです。
時価総額加重平均の原理から、現在ではハイテク企業が大半を占めているだけです。

テクノロジー領域に特化した縦割りのETF(例えばVGT)ではありません。
幅広いセクターの新興企業群の上位100社が投資対象であることを理解しておきましょう。
セクター分散を効かせ、上位の新興企業に投資可能なQQQは、長期保有に向いています。

qqq
1999年から約22年のQQQパフォーマンス
買い増しのタイミングで神経質になる必要はない
QQQはNASDAQに上場する上位100社が投資対象であり、時価総額加重平均で株価が算出。
QQQを買う=米国のイノベーティブな上位100社への投資、とほぼ同義になります。

労働人口の増加。着実なGDP成長。株主First。世界に先駆けイノベーションの伝播。
こうした資本主義の原理に加え、人類の進展にとって、
欠かすことができないテクノロジー企業群を豊富に含んでいることから、
長期目線でQQQは、力強く右肩上がりの成長を継続すると私は考えております。

よって、右肩上がりのQQQに投資するタイミングは、極論いえば、常に今です。
個別株では、売上・EPS・ガイダンス、これら3つをクリアして良い決算と判断され、
買い増しを行う。反対に、決算ミスにより売却の判断に至ります。

新興企業上位100社への分散投資が可能なQQQの場合、個別企業の決算確認は不要。
ただし、ハイテクセクター全般の不調や相場大局的に崩れる場面では、
QQQのボラティリティ(株価の変動性)が米国市場全体に投資するVTIと比較すると、
より大きなものになる傾向が多い点に関しては、事前に想定しておく必要があります。

力強い右肩上がりが前提の投資対象であるがゆえに、
上述のように相場が崩れ割安時の積極的な買い増しはもちろんですが原則いつでも、
安心して買い増しを行うことができるのは大きなメリットと位置づけられます。

約20年のVTI・QQQのパフォーマンス比較
市場市場平均であるVTIをアウトパフォームし続ける可能性
QQQ投資を行う大きなモチベーションになりますよね。
米国の市場平均(対象約4,000社)VTIの投資成績を今後も超え続ける潜在性は魅力。

繰り返しですが、米国の新興企業100社を対象とする時価総額加重平均の株価には、
現状で市場をリードするテクノロジー企業群のみが反映されているわけではありません。
攻めの姿勢を崩すことのないイノベーティブな企業群も含まれていることで、
今後のパフォーマンスを大いに期待できる側面があるのはQQQ投資の醍醐味。

下記は、本記事の執筆時点におけるQQQとVTIのパフォーマンス比較になります。
今後のQQQの成長に期待する一方で、過信は禁物ですので過去データとしてご参考まで。
余談ですが、8年以上、QQQ投資を実行している私は、結構な含み益を獲得しています。
振り返ると、自身の大学時代に経験した個別株投資の失敗が教訓として活かされております。

過去2年過去5年過去10年
QQQ88%223%647%
VTI44%99%335%

QQQのデメリット

ハイパフォーマンスが期待できるQQQですが、デメリットを整理しておきます。
いずれも致命的なものではありません。対処法・捉え方をそれぞれセットでまとめておきます。

ETFでの購入では単価が4万円以上と買いずらい
上場投資信託であるETFの場合、株式と同様に1株単位で購入することになります。
一定期間コンスタントに積立買いを行う際に発注単価が4万円以上(本記事執筆時)ですと、
まとまった金額が必要で積立投資を行ことになりますのでややハードルが高い印象。
日本円→ドル転→発注までの作業が慣れないと面倒
慣れれば大したことではないのですが、この一連は慣れるまでが大変かもしれません。
ネット銀行などで円をドルに両替し、ドルでQQQを購入する工程が手間と思う方もいます。
確かに、円からダイレクトにQQQを購入することもできますが、
為替・手数料の割高さは否めないので直接、円でQQQを発注するのはおすすめできません。

これらの課題については、株式と同様に扱われるETFの特質上、仕方ありません。
しかし、NASDAQ100指数(=QQQ)に連動する投資信託を活用することで、
上記の課題が解消されます。投資信託では、100円単位からの少額投資が可能で、
円からドルに転換しQQQを発注する手間を省くことができるので投資信託の利用がおすすめ。

・iFree NEXT NASDAQ100 インデックス

上記の投資信託を活用することで、手軽にNASDAQ100指数(=QQQ)のが投資ができます。
ただし、信託報酬が0.495%とETFであるQQQ(信託報酬0.20%)と比較すると若干割高
NASDAQ100指数(=QQQ)連動の投資信託では、最もコスト安のものなので致し方ないです。

投資を習慣化する上で、購入のしやすさは、非常に重要になるポイントです。
NASDAQ100指数(=QQQ)連動の投資信託として、ご活用を検討する価値はあります。

ボラティリティ(株価の変動)を考慮する必要性
これについては、QQQ投資で、必ず認識しておくべき要素なので掘り下げて解説します。
直近1年ほどでは、QQQのボラティリテに関しては、
ハイテクセクターの定着化などを背景に市場平均であるVTIと比較すると、
両者の株価のボラティリティのギャップは縮まりつつあります。
もちろん、セクターローテーションなどにより将来の動向は不明ですが。

興味深いのは、記憶に新しい2020年3月末のコロナショック時の QQQ・VTI の株価下落率。
2020年2月19日の最高値~2020年3月20日の最低値のギャップは以下の通り。
最高値付近(ピーク)から最低値(底)の下落率は、QQQ:-27%、VTI:-32%でした。

これは一体何を意味しているのでしょうか?
当時のGAFAMを中心とするハイテクセクターの株式がとりわけ売却の対象ではなかった。
こう解釈することができます。COVID-19というウイルスによる特殊要因を踏まえても、
想定以上に投資家によるハイテクセクターへの信頼・期待が強いことを示しています。

一方で、以下の表で過去15年から直近に目を向けると、
QQQ・VTIのボラティリティ差は定期的に生じており、QQQのボラティリティは大きめ
これは様々な要因が絡みあっているのですが、注視すべきはインフレです。

株式市場において、インフレと株価は多くの局面で相関関係があります。
インフレが進行し物価上昇により、企業のコストだけではなく将来の利益が圧縮されます。
例えば、商品の価格支配力(成長企業は優れた商品をもつので)が安定していれば、
インフレ分は利益にものせされると織込まれ、利益成長もインフレの影響を受けるからです。

インフレの進行に伴い、リスク商品である株式が売られリスクオフの傾向が進行します。
とりわけ、高バリエーションであるハイテク企業の株式は、
高い評価額からマーケットでは、優先的に売却される対象になります。
また、高金利の状況とインフレが相乗するとハイテクセクターの売却傾向は持続します

投資対象が上位の新興企業100社とやや絞られていることに加え、
現状でハイテクセクターを多く含んでいるQQQの特質
をしっかり理解しておくのが肝要。

過去15年のQQQ・VTIのボラティリティ推移

QQQ投資の恩恵を享受しつつ、リスク分散・軽減を行う投資手法については冒頭で述べた通り、
PFの中心(コア)にVTIを据え、補完(サテライト)としてQQQを加えるシンプルな戦略
VTI+QQQのコア・サテライト投資戦略の詳細については、
【保存版】VTI+QQQ=最適解をご参考頂ければ、より理解を深めることができます。

おすすめの情報収集

QQQ投資を行う方や検討される方にとって、無料の有意義な情報収集を紹介しておきます。
QQQのように着実なキャピタルゲイン積み重ねていく投資手法においては、
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一方で、株式市場の調整や暴落局面でとりわけありがたい、
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まとめ

今回はQQQについて、概要からメリット・デメリットを整理してきました。
ハイテクセクターが優勢だからQQQ投資だ、などと安直になってはいけません。
アグレッシブなETFであるがゆえに、QQQならではの性質を的確に認識することで、
長期的にリスクを抑えつつパフォーマンスの向上に繋げていく視点が重要になります。

ご自身の年齢、投資額、アセットアロケーション、リスク許容度などの各要素を踏まえ、
VTIをコアに、QQQをサテライトに位置づけた腰の強いPFの構築をぜひおすすめします。

【2022年の投資戦略】VTI+QQQ投資8年目突入では、
2022年で8年目に突入するVTI+QQQの投資戦略を語っています。
米国経済が直面する課題の整理もかねておりますので、ご確認してみてくださいね。

また、テクノロジーセクターを多く含むQQQと類似のETFでVGTがあります。
QQQ・VGTについては、【2022年最新版】QQQとVGTどっちが良い?徹底比較にて、
両者の違いを解説しております。あわせてご参照くださいね。

【米国ETF】VUGとは?QQQ・VGTとの徹底比較【2022年最新版】において、
QQQ・VGTと類似ETFであるVUGを詳細解説。それぞれのETFの共通項、異なるところ、
根本的な設計などを網羅的に整理しています。要チェックの内容。


*投資活動は、あくまで自己判断でお願い致します。

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