こんにちは。甘鯛です。
本日は「2022年の投資戦略」についてです。
8年目を迎えるVTI+QQQ投資を軸としたポートフォリオ(PF)をテーマに、
2021年の大まかな振り返りと2022年に向け投資方針を共有させて頂きます。
本記事は、以下の読者様の投資判断にお役立てできる内容になっております。
・再現性の高い米国株の投資スタイルを知りたい、
・米国株投資を行なっていてVTI+QQQに投資を行なっている、あるいは知りたい、
それでは、各項目ごとに解説を進めていきます。
結論
早速ですが本記事の結論から!
大学在学中に株式投資の魅力に惹かれて以来、
紆余曲折を経てVTI+QQQが現状、自身の投資スタイルの最適解であると確信しているからです。
8年目も同様に、VTI+QQQをメインにした投資を継続していく方針。
【保存版】VTI+QQQ=最適解では、
VTI+QQQの投資妙味を熱々しく解説しております。ぜひご参考にしてみてくださいね。
2021年の米国経済の振り返り
2021年のアメリカ経済の大局的に振り返っていきます。
COVID‑19のパンデミックに振り回された大筋は2020年と同様。
一方で、ワクチン接種の進展によって、大規模なロックダウンはなされず、
実質GDP成長率でマイナス成長を回避できた点は大きな成果として特筆すべきでしょう。
(2020年実質GDP成長率:-3.4%、2021年実質GDP成長率:+5%前後の見込)
主に個人消費の米国内需がけん引し、堅調な成長をキープできた1年と認識することができます。
他方では、FOMC(米連邦公開市場委員会)により、
金融緩和引き締め政策(テーパリング)実施表明で米国債の変動幅が大きな年になりました。
また、サプライチェーンの混乱、労働コスト高などを背景に一時的と思われていたにも関わらず、
複数の要因が絡みあうことで、インフレが急速に進行していたのも印象的な1年でした。

2020年ではFRB(米連邦準備理事会)主導の金融緩和策により、
速やかな景気刺激策が功を奏し多くの米国企業は大きな躍進を遂げました。
今年2021年に関しては、各経済指標の堅調な推移により、
金融相場から本来あるべき業績相場への移行の外堀が固まりつつある認識が示されました。
2022年中に3回テーパリングを行うことで、
米国債や住宅ローン担保証券の資産買い入れプログラムを縮小させることをFOMCで表明。
同時に、米国国内のインフレ状況を脱却すべく、
金利の引き上げはテーパリング終了後に断行する意思が明らかにされました。
テーパリング実施に伴う米国債の変動、インフレ進行の抑止、変異株の再拡大防止など。
こうした課題と向きあうのが2022年であり、米国企業の動向をみていく上で肝になります。
VTI投資の今後
2022年のVTI投資スタンスとして、QQQよりも若干手厚く、意識的に投資資金を振っていく予定。
理由としては、2019年〜2021年ではQQQの方にやや比重をおく投資を行なっていたからです。
GAFAM、TESLA、NVIDIAなどを中心にハイテク企業主導の成長を享受できたことで、
自身のPFのパフォーマンス向上に大いに寄与しました。
本記事の執筆時点で私のVTI・QQQの保有比率は、VTI:42%、QQQ:58%。
目標としては、VTI:50%、QQQ:50%。確かに、QQQのパフォーマンスはVTIよりも優れ、
今後もハイテク主導の企業成長が継続するだろうと、私自身、考えています。
しかし、長期・積立・分散の投資観点からVTIがベストな投資対象であると確信しています。
米国企業約4,000社を投資対象とするVTIでは、
セクター分散をしつつ米国の経済成長を丸ごと効率的に捉えることができるからです。
2021年のVTI投資では、つみたてNISA、iDeCo、投資信託、ETFの毎月の買付合計が約23万円。
QQQに振っていた資金を2022年には、投資資金を意識的にVTIの毎月の買付にまわす方針です。

【投資家必見】VTIをわかりやすく解説では、VTI投資の醍醐味を解説しています。
長期投資の本質は、VTIにこそあると私は考えています。ぜひご参照くださいね。
QQQ投資の今後
2022年のQQQ投資スタンスでは、VTIよりも比重をやや控えめにして投資資金を振っていく予定。
そもそも私がQQQ投資を開始したきっかけとして、大学生の頃に購入したAmazon株を約12年間、
投資を行い保有し続けたことで大きなリターンを得た成功体験からです。
運悪くリーマンショックに直面したことで投資アレルギーに陥り思考停止状態となり、
放置し続け、回復傾向時に余剰資金で投資していた程度なので、結果オーライの面があります。
しかし、ハイテク企業の個別株の魅力を実感する一方で、保有し続ける困難さを痛感したことで、
より包括的でリスク分散が可能なETFの魅力を感じNASDAQ100連動のQQQ投資に至りました。
私がQQQに惹かれ続けている背景としては、
新興企業が上場するNASDAQ市場の上位100社の時価総額加重平均で株価が算出されるからです。
ハイテク企業、ヘルスケア企業、一般消費企業、生活必需品企業など、
幅広くセクター分散されておりいずれも世界的に競争優位性をもったユニークな企業群で構成。
現状では時価総額上位の多くがハイテク企業で占められているのは事実ですが、
必ずしも「QQQ=ハイテク企業中心で構成されたETF」ではない点はおさえておきたいところ。
つまり、幅広いセクターの競争優位に優れたイノベーティブな企業群への投資であることです。
ただし、株価の変動性(ボラティリティ)がVTIと比較すれば激しいことに加え、
投資対象の企業数が100社とやや限定的で時価総額上位の企業に株価が影響を受けやすいこと。
QQQの特性として、こうした側面をぜひ理解しておきましょう。
繰り返しですが長期投資の最適なベースは、より広域な投資対象であるVTIになります。
QQQとVTIどちらか1つを選べと問われれば、真っ先にVTIと私は答えます。
ですので、VTIをPFの主軸におきつつ、エッジの効いたQQQを加えていくのが理想形。
私自身、2019年〜2021年では、QQQへの投資にやや偏重していた自覚がありますので、
2022年に関しては、VTIとのバランスを考慮した投資を心がていきたいと考えています。

【攻めのETF】QQQをわかりやすく解説では、
ハイパフォーマンスETFであるQQQについて、詳細を取りあげています。
QQQ投資の特徴などの要点をまとめておりますので、ご確認ください。
まとめ
2021年の米国経済の振り返り、2022年で8年を迎えるVTI+QQQの投資戦略をまとめてきました。
2021年はポストコロナの経済回復で力強い消費が下支えされ、米国株は相変わらず強かった1年。
VTIのパフォーマンス:+約26%、QQQのパフォーマンス:+約28%(2022年1月4日加筆)。


2022年については、先述の通り超えるべきハードルがいくつかあります。
米国債金利の変動、インフレ、変異株再拡大などがあげられます。
堅調な推移が続いていた米国経済ですが、2022年はひと息つく相場になるかもしれませんね。
長期投資を前提に考えれば、いずれにしても良い買い場になると私は考えております。
また、弱気相場の影響を受けやすいハイテク企業群にとっては、正念場になる可能性があります。
自身の規律に従い、投資方針に沿った運用を粛々と継続していく予定です。
また、2022年では回復銘柄を中心とするバリュー投資が多くの投資家から注目されています。
【米国株の疑問解消】バリュー投資?インデックス投資?2022年最新動向では、
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2022年の相場環境を整理していく内容になっておりますので、ぜひご参照ください。
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