【米国株投資家必見】VTI+QQQ投資で失敗しないための習慣【厳選5つ】

米国株投資

こんにちは。甘鯛です。
今回は「VTI+QQQ投資で失敗しないための習慣を5つ」がテーマ。
本記事は以下の読者様の課題解決にお役に立てる内容となっております。

・VTI+QQQ投資に興味がある、
・VTI+QQQ投資の失敗談を共有してほしい、
・VTI+QQQ投資で失敗したくないので失敗回避のコツを知りたい、

私自身、米国株投資歴は13年、VTI+QQQ投資歴は8年。
両ETFの運用総額は現状で約6,100万円。自身のポートフォリオにおいて、大半を占めています。
実践しているVTI+QQQ投資については【保存版】VTI+QQQ=最適解にて、詳細を解説。
リスクを抑え、再現性が高く、リターンの最適化を狙う上で多くの方におすすめの”最適解”です。
米国株投資家なら知っておくべき投資手法。本記事の理解が一層深まる内容なので必見です。

米国株投資のコアにすべき必須ETFのVTI(全米株式)については、以下をチェック。

Nasdaq上場の上位100社連動の時価総額加重平均ETFのQQQに関しては、以下をご参照ください。

個別株投資や高配当投資など多くの投資対象や手法を経て、
今後も長い付き合いなると確信しているのが、米国株ETFを利用したVTI+QQQ投資。
私にとって、米国株投資=VTI+QQQと断言できるほどに”当たり前”になっています。

繰り返しですがVTI+QQQの投資手法の長期投資で、リスクを抑えつつ、
着実なリターンの最適化を狙うには、大いに利用価値のある投資対象であると心底考えています。
自身の8年のVTI+QQQ投資経験を通じて得たコツや反省点を交え、本記事にて共有し解説。

結論:VTI+QQQ投資=ミスの最小化とリターンの最大化

早速ですが本記事の結論から!

VTI+QQQ投資とは、無駄を削ぎ落としてリターンの最適化をはかる手法。
長期目線の投資習慣(当たり前)を身につけることが近道だと経験上、考えています。

本記事でお伝えしたいことはシンプルで、投資習慣の重要性
しかし、実際にで長期(10年〜20年以上)視点で 実行し続けることは困難です。
私自身、VTI+QQQの投資期間を20年を目安に想定していますが、現在で8年を経過したところ。
まだ半分にも及んでいなく道の途中。ですが、8年間、VTI+QQQ投資を実行し続けている中で、
試行錯誤を経て必須習慣や暴落時の対処、NG習慣などを経験値として蓄積しているつもりです。
以降では、5つの切り口からVTI+QQQ投資で役立つ習慣を実体験ベースに共有・解説。

習慣① 積立投資を途中で断念しない:”バイ&ホールド”に徹する

VTI+QQQの継続投資において、1番重要なことは積立投資を途中で止めないこと
積立投資では、長期にわたって投資を行うことに意味がありリターン確保に繋がるからです。
VTI+QQQ投資に限ったことではありませんが、“株式の保有=中長期”と捉えるのがベター

投資のバイブとして知られるジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来』において、
10〜20年以上の中長期で各種資産を保有する場合、インフレ調整後のトータルリターンでは、
株式によるパフォーマンスが他アセットを圧倒する
研究結果が明らかになっています。
下記図では、1$を株式に投資した場合、200年後には約59,000倍に拡大した結果。

『株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす~』 より

資本主義の原理で経済活動を世界規模で行う米国企業。ほぼ全米市場を広くカバーするVTI、
テクノロジー企業群を多く含むNasaq上位100社対象のQQQは高い分散・成長性が醍醐味。
両者を組み合わせることで、非常にバランスの取れた長期保有すべき投資対象になります。

VTI+QQQ投資を行う以上、積立投資を途中で断念するのは機会損失と同等。
目先の上昇・下降に注視するのではなく、中長期で握り続けることにこそ投資妙味があります。
獲得リターンの可能性が大いに高まるからです。VTI+QQQ投資=”バイ&ホールド”が基本姿勢。
売買による利ざやを狙うことで起こりうるミスを最小化させるのがVTI+QQQ投資の本質です。

VTI+QQQホールド中は”山あり谷あり”を心得ましょう!

習慣② 仕組み化:”当たり前”にする工夫

VTI+QQQ投資を長期で実行し続けるコツの1つとしては、投資を行う仕組みを構築すること。
【VTI+QQQ投資に徹する技術】米国株投資おすすめルーティン【結論:習慣化が9割】では、
私自身が実行中のVTI+QQQ投資の習慣を毎日、毎週、毎月、毎年単位で紹介しています。
アセットアロケーションを意識した積立投資の内訳、モチベーション維持など。要チェック。

インデックス投資=ほったらかしで思考停止の投資法ではないと私は考えています。
確かに、頻繁な手続きはもちろん、売買取引なども不要になりますので、
一方的な買い付けを確実に行い、時間経過で量の拡大を目指していく戦略だからです。

しかし、自身にとってVTI+QQQ投資を”当たり前”にするまでには、工夫が求められます。
私の場合、日々の経済情勢をVTI・QQQを念頭におきながら、理解に努めることで、
常に関心事になっています。目先の株価推移は当然ですが、それ以上に先に述べた通り、
投資対象がほぼ全米市場を網羅するVTI、市場をリードするテクノロジー主体のQQQですので、
VTI+QQQ投資を通じて米国・世界情勢の理解に通じる
のは大きな動機づけになるからです。

VTI+QQQ投資からみえてくる企業動向、トレンド、金融政策はもちろん、ゴールド、資源、
仮想通貨など、米国株式を取り巻く周辺市場の理解にも繋がる側面を多く含んでいるのが魅力。
経済や価値観が激動する時代だからこそ、メインストリームへの投資がより意義深くなります。
VTI+QQQ投資を仕組み化(当たり前)にする上で、積立投資の設定は不可欠。
しかし、長期投資を継続する上で、投資を通じて好奇心を満たしていくことも継続のコツです。

【初心者必見】 仮想通貨(BTC・ETH)少額保有×米国株投資がおすすめな理由にて、
VTI+QQQをアセットの主軸としつつ仮想通貨(BTC・ETH)の少額保有をおすすめしています。
BTC・ETHの認識は、米国企業・株式の検討と表裏一体だからです。ぜひご参照ください。

習慣③ ポートフォリオの偏重を回避:VTIとQQQの保有バランス

簡潔にいえば、QQQに偏重した保有割合を避けること
VTIとQQQのボラティリティ(価格変動率)に差があり、QQQはVTIよりも総じて高いからです。
下記は約5年の両ETFのボラティリティ。QQQは高い水準で推移していることは要注意。

約5年のVTI(緑)QQQ(青)ボラティリティ推移

QQQはNasdaqに上場する上位100社の時価総額加重平均で価格が算出。
VGTに代表されるようなテクノロジーに特化した縦割りETFではありませんが、
時価総額が大きく高PERのテクノロジー企業群をVTIよりも多く含んでいるのがQQQの特徴。
VGTについての詳細は、以下の記事にてQQQと比較検討を行っています。ご確認ください。

特定セクターへの偏重が少なくほぼ全米をカバーするVTI比較すると、
QQQのボラティリティは大きくなる傾向。確かにQQQのパフォーマンスの高さは魅力的ですが、
VTI+QQQ投資においてQQQの保有比率が偏ると、暴落や調整局面で打撃を受けやすくなります。

自身の反省点を共有しておくとAppleやMicrosoftなどのテクノロジー企業の動向に興味があり、
実は最近までVTIとのバランスを軽視してQQQに偏重した配分でした。大まかではありますが、
VTI:25%、QQQ:75%を4年ほど継続。しかし、2018年末には米中貿易摩擦の影響を受け、
2019年月初にはQQQは最高値から約−20%に大きく下落する局面がありました。先に述べた通り、
テクノロジーセクターには高PER企業の株式を多く含んでいることを前もって知ってはいました。
ところが実際に保有のQQQのダメージを目の当たりにして以来、アセットアロケーション及び、
ポートフォリオにおいて、VTI・QQQ投資・保有バランスを意識する良い機会
になりました。

約10年のVTI(青):約273%、QQQ(紫):約472%パフォーマンス

例えば、本記事執筆時点においてもVTI・QQQの保有バランスの重要性を痛感しています。
米国ではインフレ抑制でFRBにより政策金利の引き上げを年内に数回行うことが強調されました。
上記ボラティリティ推移図の通り、2022年におけるQQQのボラティリティの大きさが明白。

以下はVTI+QQQ投資における比率の目安になります。

VTI:50%、QQQ:50%
VTI:60%、QQQ:40%
VTI:70%、QQQ:30%
VTI:80%、QQQ:20%

段階的にVTIの比率を上げ、反対にQQQの比率を下げていのが望ましいと私は考えます。
投資期間が短くなるに従い、QQQの比率を徐々に落としていくことでボラティリティをおさえ、
リスクを調整していく長期投資の出口戦略
として検討しておきたいところだからです。
確かにQQQの高いリターンは素晴らしいですが、投資対象が約100社と限られている一方、
約4,000企業が対象の市場平均であるVTIに重視し、リスクヘッジをはかっていくのがおすすめ。

リスク許容度については、期間、年齢、収入、支出、家族構成などの要素から逆算し、
適切なアセットアロケーションの上、腰の強いポートフォリオの構築を目指していくのが必須。
【米国株投資家の理想形とは?】アセットアロケーションが9割【最適解の提案あり】にて、
アセットアロケーション及びポートフォリオ戦略の重要性について大局的に解説。要チェック。

習慣④ 他の投資対象に目移りしない:セクターローテションを意識

VTI+QQQ投資において、他の投資対象に目移りしないように心がけることが長期投資では肝要。
セクターローテーションの過程で強いセクター、弱いセクターがはっきりする局面があります。
景気の強弱、金利の高低におけるサイクル(循環)としては、以下の通り。

例えば先に触れた通り現時点では、FRBによりインフレ対策として政策金利の引き上げについて、
2022年中に複数回行うことが表明済。コロナ禍からの脱却として進めていたゼロ金利政策から、
政策金利の段階的な引き上げで、より大きく影響を受けるのはテクノロジーセクターを多く含み、
高PERの企業群で構成されるQQQ。
景気動向、企業業績などに加え、政策金利の上下動により、
VTIよりもQQQの方がよりデリケートで市況の影響を受けやすい点を必ずおさえておきましょう。

直近約6カ月のVTI(黄)QQQ(青)VTV(オレンジ)パフォーマンス推移

上記チャートでは、石油、ヘルスケア、金融などのセクターの大型バリュー銘柄で構成のVTV、
VTI、QQQの直近6カ月比較です。政策金利の引き上げ実施の表明を受けてQQQがへこむ一方で、
本記事執筆時点ではVTVの躍進が明白。長期投資において、セクターローテーションの過程で、
VTI+QQQの下落はもちろん、コロナショック級の大暴落に直面する可能性
は十分にあります。
(2020年3月20日付近で発生のコロナショック時の最大下落は、VTI:−約32%、QQQ:−約27%)

長期投資でセクターローテションは不可避!

よって、VTI+QQQ投資があらゆる局面で最良の選択であるとは断定できません。
しかし、市場平均に忠実なVTI、成長セクターを多く含むQQQを組み合わせることで、
自滅を避け、マーケットのアルファを効率良く取り込んでいくことが可能
となります。

話題の個別株、勢いのあるテーマ型ETFなどの投資対象を魅力に感じる時はあります。
現在の投資姿勢の確立前に私は、利食い狙いの個別株の売買を経てVTI+QQQ投資に至りました。
株式トレードによる成功・失敗を重ねた経験を踏まえ、VTI+QQQの安定したパフォーマンス、
余計なミスの最小化、優れた投資効率などに惹かれ長期投資の”最適解”
として認識しています。

習慣⑤ 他人と比較しない:ノイズ遮断

長期のVTI+QQQ投資において、地味なポイントですが“他人と比較しない”ことをあげます。
SNSなどを通じての爆益報告や特定銘柄の強い売買推奨をされているインフルエンサーなど。
参考程度に情報収集を行い取捨選択し、良いところだけ取り入れる分には問題ありませんが、
自身のリスク許容度を超えた投資対象で大きなリターンを誇る発信はノイズの他ありません。

長期投資で他者とのパフォーマンス比較は不要!

時折見受けられるレバレッジETFの積立投資などの情報発信では短期的な利益を得たところで、
持続性が問われば怪しく上昇時と同様、下落時も2倍、3倍のダメージを負うリスクは絶大。
一時的なパフォーマンス上昇でラッキーがあったとしても再現性が低くおすすめはできません。

そもそも、他人のポートフォリオの前提条件やリスク許容度などの考えは人によって千差万別。
他人の運用実績を目の当たりにすることでデメリットとして感情コントロールが崩れ、
自身の投資方針とかけ離れた非合理的な投資選択をしてしまう可能性があります。
繰り返しですがパフォーマンス比較自体は、さほど意味がなくSNSなどで目にしたとしても、
スルーし自身の投資方針に徹し、粘り強い長期投資を行う上で、欠かせないスキル


VTI+QQQ投資では、ファンドを組成する各社が発信する一次情報へのアクセスがおすすめ。
VTIではThe Vanguard Group, Inc.、QQQではInvesco Ltd.よりインプットが可能。
ファンドの設計、販売を行う両社が公表する情報は、他人の投資実績よりもは格段に有意義です。
英語が苦手な方には、理解したい箇所をコピーし高精度の翻訳ツールでDeeplにペーストして、
各所を把握していくのも便利。組み入れ内容、比率などの変更の際にチェックしたいですね。
VTI+QQQ投資に加え、米国株投資全般において利用価値のある情報収集については次項で紹介。

おすすめの情報収集

本記事でフォーカスしている通りVTI+QQQは、着実なキャピタルゲインを狙っていく投資戦略。
長期投資を前提に時間を味方に株式の値上がり益を獲得していく戦略をとる方にとって、
オックスフォードキャピタルレター 無料レポートの内容が投資姿勢を定着させる上でおすすめ。

オックスフォードキャピタルレター 無料レポート

繰り返しで恐縮ですが、VTI+QQQ投資の大本命(コア)にすべきは、やはりVTIです。
VTI(コア)QQQ(サテライト)を組みわせることで、キャピタルゲインの相乗を狙うのが目的。
一方、コンスタントな配当を重視する方にはSPYD・HDV・VYMなどの米国高配当ETFを利用し、
サテライトの一部としてこれらのETFを位置付けて投資を行う戦略についても検討したいところ。

SPYD・HDV・VYMへの投資のように安定したインカムゲインを狙う投資戦略の確立では、
オックスフォードインカムレターの無料メルマガを活用した定期的なインプットがおすすめ。

オックスフォードインカムレター


【有料級の米国株情報が無料】オックスフォードキャピタル・インカムレターを徹底解説にて、
両無料コンテンツの特徴を詳細に解説。ぜひご参考にしてみてくださいね。

上述のSPYD・HDV・VYMなどの人気の各種の米国高配当ETFについては、
【米国株投資】高配当ETFどれが良い?SPYD・HDV・VYM・VIG【比較】で各々の特徴をあげ、
徹底比較。個別株投資を通じて配当を得ていくよりもはるかに利便性が高いです。要チェック。

まとめ

以上より、VTI+QQQ投資で失敗しないための習慣を8年の投資経験よりお伝えしてきました。
私の場合は約20年目途の長期投資が前提で、継続により大きな成果に繋がると考えています。
VTI+QQQ投資において、改めて強調すべきおすすめ習慣をまとめておくと以下の通り。

・積立投資を止めずに”バイ&ホールド”
・継続投資を行うための仕組み作り
・両ETFの保有バランスを意識
・他の投資対象に目移りしない
・他人の投資実績との比較をしない

どれもシンプルで特別なものではありませんが、”言うは易く行うは難し”。
習慣は一度定着させてしまえば、歯磨きや食事などのように、当たり前になるだけではなく、
習慣としていることを実行しないことで違和感や不自然さを抱くようになります。

私にとってVTI+QQQ投資は、毎日、毎週、毎月、毎年単位で意識を向けることはもちろん、
両ETFの買付を行うことが直近8年の当たり前です。しかし、習慣化までが困難であるのも事実。
特に相場が荒れる局面や暴落時ではメンタルも辛くなります。習慣として定着させるポイントは、
当人がおかれている状況によって様々。今回ご紹介の5つの習慣をぜひご参考として頂き、
VTI+QQQ投資での失敗を回避し、継続投資により着実なリターン獲得に繋げてくださいね!

【初心者必見】仮想通貨保有のおすすめ習慣3選【失敗しないために】では、
今回紹介したVTI+QQQ投資の失敗回避の習慣からの学びを踏まえる形で、
仮想通貨保有のおすすめ習慣を3つ紹介。米国株と異なる仮想通貨ならではの側面に触れながら、
詳細に解説を行っています。仮想通貨保有に興味がある方、保有中の方は必見の内容。

*投資活動は、あくまで自己判断でお願い致します。

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