こんにちは。甘鯛です。
今回は「Web3.0関連銘柄でおすすめの仮想通貨」がテーマ。
本記事は以下の読者様の課題解決にお役立ちできる内容となっています。
・Web3.0関連の仮想通貨の特徴をわかりやすく教えてほしい、
・沢山の仮想通貨がありすぎて何をどのような基準で保有すれば良いかわからない、

Web3.0って一体なんだっけ?
そもそも、Web3.0がわからない方に向けて、
【そもそも論】Web3.0とは?結論:Webの非中央集権!【完全保存版】にて徹底解説。
抽象的な概念でイメージしづらいものですが、わかりやすさを重視して丁寧に解説しております。
Web1.0→Web2.0からの推移を踏まえWeb3.0の全体像をつかめる構成。要チェックです。


以降ではWeb3.0と深く関わる仮想通貨について、
それぞれの特徴をできるだけ具体的に、イメージしやすく、詳細に解説。
Web3.0関連の仮想通貨を理解の上、保有判断の参考にして頂くことが本記事の目的になります。
Web3.0銘柄の結論:主役はイーサリアム(ETH)
早速ですが本記事の結論から!
イーサリアム(ETH)であり最優先で保有を検討すべき対象であると考えます。
Web3.0は、ブロックチェーン技術にもとづくWebにおける非中央集権(民主化)になります。
ブロックチェーンにフォーカスすればもちろん、時価総額1位のビットコイン(BTC)は絶対的。
ビットコイン(BTC)に関しても広義でWeb3.0銘柄の仮想通貨であり分類することは可能です。

ですが、Web3.0の概念は上記の通り幅広い領域を含み多岐に分類されるのが特徴になっています。
NFT(Non-Fungible Token)、メタバース、DeFi(分散型金融)、GameFi(NFTゲーム)など、
Web3.0の概念を作り上げる領域は多岐に渡っておりいずれも高い汎用性もちながら、
Web3.0を体現できるのはイーサリアム(ETH)に集約。分散型プラットフォームこそが、
各領域の基盤だからです。ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の要点は以下の通り。
・イーサリアム(ETH):プラットフォーム(いわば独自のソフトフェア開発可能なOS)
本記事でWeb3.0関連のおすすめ仮想通貨として1番にイーサリアム(ETH)をおすすめする理由、
イーサリアム(ETH)以外にもぜひ注目したい仮想通貨について、掘り下げて解説。
Web3.0の関連銘柄として仮想通貨を対象をに流動性はもちろん、
機能性やプロジェクトの健全性などの点から読者様におすすめを厳選する形で紹介します。
【おすすめ銘柄3選】DeFi(分散型金融)をわかりやすく解説【仮想通貨編】では、
Web3.0の中核を担うDeFiをゼロから丁寧に解説。DeFi実行方法についてはもちろん、
DeFiの進展に伴い恩恵を受ける成長性を期待できるおすすめの仮想通貨についても紹介。
Web3.0をより包括的に理解できる内容になっていますので、ぜひご確認ください。
【おすすめ仮想通貨5選】DAO(分散型自律組織)とは?結論:ビットコインが究極形にて、
DAO(分散型自律組織)をわかりやすく解説。DeFi、DAOともにWeb3.0への理解はもちろん、
主要な仮想通貨の機能や関係性などを把握する上で必須の概念。必見の内容です。
イーサリアム(ETH)とは?:Web3.0の中核的な存在

イーサリアムとは、一言でいうと分散型プラットフォーム。
ロシア系カナダ人のヴィタリック・ブテリン氏によって開発。
様々な契約を自動化する「スマートコントラクト」を実現しこの分散型プラットフォーム上で、
使用される仮想通貨をイーサリアム(単位:ETH )と総称します。
スマートコントラクトにおいて、非常に重要な役割を担い不可欠な存在の位置付け。
イーサリアムのブロックチェーン上では、
スマートコントラクトを活用した「分散型アプリケーション(DApps)」を開発可能。
DAppsの特徴は運用の管理者が不要で、データの整合性と安全性を担保できるテクノロジー。
こうした非中央集権(民主化)体制こそが、Web3.0の根本的な思想と一致しています。
通貨名 | Ethereum |
シンボル | ETH |
発行開始時期 | 2015年7月 |
発行上限 | なし |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work (Proof of Stakeに移行予定) |
現在の価格(2022年5月時点) | ¥392,972 |
時価総額(2022年5月時点) | ¥47,700,172,034,734 |
市場ランキング(2022年5月時点) | 2位 |
取り扱い国内取引所 | コインチェック bitFlyer GMOコイン BITPOINT bitbank |
公式サイト | イーサリアム(ETH)公式サイト |
おすすめ度 | 5 / 5 |
スマートコントラクトは、仮想通貨のトップであるBTCには兼ね備えていない拡張機能です。
急成長中のDeFi(分散型金融)、NFT(非代替性トークン)、GameFi(NFTゲーム)など。
これらの領域で共通して利用されるのが、イーサリアムプラットフォーム・ブロックチェーン。
また、グローバル企業500社以上の企業から構成される「イーサリアム企業連合(EEA)」では、
Microsoft、J.P Morgan、Intel、Accenture、KDDI、トヨタ自動車、MUFGグループなどが参画中。

時価総額2位のイーサリアム(ETH)に対して時価総額1位のビットコイン(BTC)については、
【初心者必見】ビットコイン(BTC)保有は危険?結論:早めの開始がおすすめにて徹底解説。
BTCのブロックチェーン技術はもちろん、各方面からのニーズを踏まえて紹介。要チェックです。
イーサリアム(ETH)の本質:スマートコントラクトによるWeb3.0の実現
繰り返しですが、イーサリアムの本質=スマートコントラクトになります。
設定されたルールにもとづき、ブロックチェーン上の取引の契約、
あるいはブロックチェーン上に取り込まれた動作を適切に自動的に作動させていくシステム。
契約の際に報じるコストの大幅削減に繋がり契約実行の前であれば、
スマートコントラクトは承認にもとづきプログラムを変更を行うことができます。
また、詳細な契約内容はオンライン上で確認可能なので高い透明性・公平性が担保され、
取引契約全般は人間を介さずにスムーズかつ適切に実行していくための仕組みになります。
したがって、ブロックチェーン技術に根ざしているスマートコントラクトの実現こそが、
Web3.0が目指すWebにおける非中央集権(民主化)に通じています。

スマートコントラクトは性質上、金融サービスとの相性が良く金融取引などでの用途が拡大中。
DeFi(分散型金融)モデルの主要な事例を簡潔に紹介しておきます。
- DEX(分散型取引所)
仮想通貨取引所では、個人は交換業者を仲介する形で円をBTCなどに交換することが可能。
一方、DEXは個人を直接繋げユーザー同士が取引を行うことができる環境。特徴としては、
仮想通貨を一定預け入れることで、特定のガバナンストークンを獲得できる仕組みである、
流動性マイニング。代表事例としては、Uniswap(ユニスワップ)、
PancakeSwap(パンケーキスワップ)、SushiSwap(スシスワップ)などがあげられます。


- レンディングプラットフォーム
レンディングプラットフォームについては上記DEXにも分類されるものですが文字通り、
仮想通貨のレンディング(貸付)を他ユーザーに行うことで他よりも高い利息獲得が可能。
代表事例として、Compound(コンパウンド)があげられます。大まかな仕組みとしては、
仮想通貨を貸したいユーザー、借りたいユーザーの増加で金利が上昇する循環が生じます。
こうした循環の中でユーザーが仮想通貨を貸し出しにより高利息を得ていくことが可能。

- WBTC(Wrapped Bitcoin)
イーサリアムプラットフォーム上のDeFiアプリケーションにおいて、
BTCを使うツールでERC-20のBTCステーブルコイン(DEXと互換性のあるトークン)。
前述のレンディングプラットフォームでWBTCを貸し出し、利息の一部を得ることが可能。

イーサリアム(ETH)2.0アップデートの進化を経てさらなる躍進へ
イーサリアムにも克服すべき「スケーラビリティ問題」と呼ばれる技術課題が存在しています。
イーサリアムプラットフォームにおいて、ETHが組成される際に報酬と与えられる手数料及び、
スマートコントラクトの過程で生じる手数料を総称してガス代といわれています。
イーサリアムプラットフォーム上の急速のユーザー拡大によるガス代の高騰や取引遅延が顕在化。
こうした「スケーラビリティ問題」を解決するために、ETHはアップデート開発が継続中です。
イーサリアム2.0アップデートは2021年より、4段階のフェーズを経て移行される予定。
具体的なアップデート内容をまとめておくと、以下の通りになります。
アップデートフェーズ | 開始時期 | 特徴 |
フェーズ 0 | 2021年 | ビーコンチェーンの実装、PoSの導入段階 |
フェーズ 1 | 2021年 | シャードチェーン導入 |
フェーズ 1.5 | 2022年 (予定) | メインネットをシャードチェーンに移行 |
フェーズ 2.0 | 2022年以降 (予定) | シャードチェーン、PoSの完全稼働 |
理解しておくべき要点をわかりやすく説明していきます。
まずはコンセンサスアルゴリズムがPoWからPoSへ変わること。
PoW(プルーフオブワーク)は「仕事の承認」。マイニング(ブロックチェーンのデータ計算)を
行い最も素早く正確な答えを出せた者が取引の承認者となる仕組みを意味します。
PoS(プルーフオブステーク)とは「保有の承認」。仮想通貨の保有量が多いほど、
承認者になれる可能性が高まる構造となっています。従来型のPoWにおいては、
データ計算作業による膨大な電力消費が問題化。マイニングは計算マシンを何百台も用意できる、
組織しか参加できない作業で権力の集中も危惧されていました。
Web3.0の非中央集権との対照性を問題視する声もあがっているのは事実。PoSの導入で、
膨大な計算マシンによる電力消費負担を軽減する大きな可能性を秘めています。
実際には上記図の通り、イーサリアム2.0に移行しコンセンサスアルゴリズムがPoWから、
PoSに切り替わることでイーサリアムの消費電力は99%以上削減される見込み。
また、「シャードチェーン」と呼ばれる複数のブロックチェーンにデータ処理をより分散させ、
データ処理能力を高めスケーラビリティ問題を解決する技術がシャーディング。
今後のイーサリアム2.0アップデートによって、さらなる進化を遂げ幅広い領域で、
イーサリアムプラットフォーム及びETHのニーズが一層高まることに大いに期待がもてます。
さらに、イーサリアム2.0アップデートを経て機能拡張するL2(レイヤー2)の実装に向け進行中。
L2は端的にいえば、メインチェーン接続の別のネットワークで取引や処理を行う仕組み。
Optimistic Rollupという技術使用により、処理負担を分散させガス代の軽減メリットになります。
L2への実装に向け開発段階ではありますが、ガス代の最大30-40%程度を抑える効果の見込み。

今後各領域から、ますます注目が集まるイーサリアム(ETH)のポイントについては以下の通り。
・「スマートコントラクト」によりWeb3.0を実現しDeFi(分散型金融)などの領域で拡大
・2.0アップデートにより「スケーラビリティ問題」を解消しさらなる進展を期待できる
【初心者必見】イーサリアム(ETH)の今後は?結論:Web3.0の主役でおすすめにて、
イーサリアム(ETH)について保有の観点を含めより掘り下げて解説。ぜひご参照ください。
【厳選5銘柄】おすすめのイーサリアムキラーをわかりやすく解説【一覧性抜群】では、
イーサリアムキラー(競合)各種を取り上げています。上記記事とあわせてのご確認がおすすめ。
ベーシックアテンショントークン(BAT)とは?:次世代ブラウザの報酬

BATとは、Brave Software, Inc.によりイーサリアムブロックチェーン上で発行される通貨。
同社により開発されたBraveブラウザの使用により不要な広告のブロックを行い、
快適なブラウジングができるのが特徴。後述のBrave Rewardsではユーザーによる広告表示で、
報酬としてBATの獲得が可能。ユーザは受け取ったBATを応援したいサイト(クリエイター)に、
還元もできる仕組み。Braveブラウザの今後のユーザー拡大次第で、BATの高騰が期待できます。
通貨名 | Basic Attention Token |
シンボル | BAT |
発行開始時期 | 2017年5月 |
発行上限 | 15億枚 |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work |
現在の価格(2022年5月時点) | ¥111 |
時価総額(2022年5月時点) | ¥168,417,025,303 |
市場ランキング(2022年5月時点) | 76位 |
取り扱い国内取引所 | コインチェック bitFlyer GMOコイン BITPOINT bitbank |
公式サイト | ベーシックアテンショントーク(BAT)公式サイト |
おすすめ度 | 4.5 / 5 |

ベーシックアテンショントークン(BAT)の特徴:Braveブラウザとの相関
Web3.0が目指すWebにおける非中央集権の具現化こそが、Braveブラウザの基本姿勢になります。
個人ユーザーが主体となりプライバシーを尊重。広告主やコンテンツ制作者により、
ユーザー動向のトラッキング(情報追跡)がなく、一方的な広告の発信はありません。
低頻度でBraveが提案するピンポイントな広告を受信しユーザーにBATが与えられる仕組みです。
Web2.0モデルのように特定企業のみが、力をもち権力が集中する体制を回避することが可能。
Web3.0をより身近かつ手軽に体感できる仕組みなので、個人的には非常に気に入っています。
Braveブラウザとは?結論:高機能+仮想通貨BAT獲得【bitFlyer連携】において、
広告レス、トラッキングレス、読み込みスピードも魅力のBraveブラウザを掘り下げて解説。
ユーザーである私たちに仮想通貨BATが単に還元される訳では決してなく、
ブラウザとしての高い機能面においても優れているので大いに利用価値があります。要チェック。
Braveブラウザ及び仮想通貨BATのポイントをまとめると以下の通り。
・ブラウザとしてのロードが素早く高い機能性
・Braveが提案する配信する広告を確認することでBAT獲得
BraveブラウザはbitFlyerとのウォレット連携でBATを獲得

仮想通貨BATに関する受け取り(ウォレット)を解説します。
Braveブラウザの使用で獲得していく報酬の仮想通貨BTAについては、Brave Rewardsにて管理。
下記の通りマイウォレットに連携するのは、現状でbitFlyerに限定されています。

bitFlyerアカウントとのウォレット連携方法に関しては、以下の詳細動画をご参照ください。
いずれの手続きは大変シンプルなので、面倒な手間なくスムーズに連携することができます。
bitFlyerは、6年連続でBTC取扱量が国内No.1の実績。100円からの少額購入が可能です。
万全のセキュリティ対策はもちろん、チャート分析などのツールが豊富なのも魅力的。
また、日本初BTCが貯まる「bitFlyerクレカ」で日々の買い物での利用で、
お得にBTCを貯めることが可能なBTCオーナーにありがたいサービスも素晴らしい特徴。
Braveブラウザの使用でBATの無償獲得ができるのはbitFlyerのみ。おすすめの取引所です。
ポルカドット(DOT)とは?:Web3.0の体現を目指す注目のプロジェクト

ポルカドット(DOT)は、Web3.0の実現を目指すプロジェクト及びそのブロックチェーン通貨。
Webにおける民主化を志すWeb3 Foundationが開発するブロックチェーンプロジェクトです。
イーサリアムの共同創設者であり、イーサリアム財団の元CTOのGavin Wood博士を中心に設立。
DOTは、インターオペラビリティが大きな特徴の仮想通貨。異なるブロックチェーン同士を繋げ、
運用できるため、異なる通貨同士のやり取りが容易になる機能になります。
DOTは保有するだけで報酬が貰えるステーキングサービスを採用。ステーキングを簡潔にいうと、
期間に縛られることない、高利率の銀行利子に近いイメージ。特定通貨を保有しているだけで、
ブロックチェーン同士の質的向上に貢献し報酬を得ることができる仕組み。
以降では、DOTのポイントを2つの機能性の観点から解説を進めていきます。
通貨名 | Polkadot |
シンボル | DOT |
発行開始時期 | 2020年5月 |
発行上限 | 10億7,000万枚 |
コンセンサスアルゴリズム | Nominated Proof of Stake (4種のノードを用いた合意形成) |
現在の価格(2022年5月時点) | ¥2,786 |
時価総額(2022年5月時点) | ¥2,751,959,125,355 |
市場ランキング(2022年5月時点) | 11位 |
取り扱い国内取引所 | bitFlyer GMOコイン BITPOINT |
公式サイト | ポルカドット(DOT)公式ページ |
おすすめ度 | 4.5 / 5 |

ポルカドット(DOT)特徴:インターオペラビリティ
インターオペラビリティとは、日本語に訳すと”相互運用性”。
インターオペラビリティこそが、DOTの根源的な価値ですので、ぜひ理解しておきましょう。
先述の通り別々のブロックチェーン同士を繋ぎ、相互運用できるようになることを意味します。
例えば、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)には互換性はありません。
よって、それぞれのブロックチェーン同士を繋ぐことは不可。そのため当然ですが、
ETHをBTCに交換しようとユーザーが考えた際に取引所などで、取引交換の必要があります。
取引所の経由では、管理者がいる中央集権的(特定の対象に力が集中)なものを要する状況。
つまり、個々のユーザーのブロックチェーンにおいて分散性が担保されている一方、
皮肉にもWeb3.0の思想とは対照的な中央集権性に依存せざるおえないところを含んでいました。
こうした側面に問題意識を抱いたのが、Web3 Foundation率いるGavin Wood博士。
DOTの活用により、異なブロックチェーンを同士を繋ぐことでインターオペラビリティが実現。
Web3.0が目指すWebにおける非中央集権を体現していくことに繋げていきます。

DOTのインターオペラビリティを支えているのは、特有のエコシステムがあってこそ。
DOTのエコシステムは、以下4つのパーツより構成。それぞれ簡潔に解説しておきます。
- リレーチェーン(Relay Chain)
接続されたブロックチェーンの運用やセキュリティ共有、コンセンサスなどを担います。
- パラチェーン(Para Chains)
プロジェクトに合わせて機能を最適化し拡充していく機能。
- パラスレッド(Parathread)
低コストのパラチェーン。パラチェーンの機能までを要しない時に代替されます。
- ブリッジ(Bridges)
BTCやETHなどの外部ブロックチェーンと互換性をもたせる役割。
ポルカドット(DOT)の優位性:ブロックチェーンネットワークの課題解決
仮想通貨の「スケーラビリティ問題」の解決に通じる側面をもちあわせているのも優位なところ。
ブロックチェーンは世界に広がる分散型のネットワークで壮大な処理能力を有しています。
しかし、ブロックチェーンにも弱点が存在し万能ではありません。
具体的には特定の仮想通貨で取引が一時的な急増で、そのブロックチェーンで取引の遅延、
手数料の高騰といった問題が生じます。これが「スケーラビリティ問題」と呼ばれるもの。
先に取り上げたETHだけではなくBTCなどの主要な仮想通貨で既にこの問題が顕在化しています。
手数料が高すぎてしまうことで今後、仮想通貨本来のメリットが薄れてしまうリスクもあります。
DOTはブロックチェーン同士をつなぎ、パラチェーンによって並列化を実現。
前項であげた通り異なるブロックチェーンを横断的に活用していくことができます。
特定のブロックチェーンへの負担を分散させ軽減させていくテクノロジーがBOTの優れた機能面。

ポルカドット(DOT)に関して、おさえておくべき要点をまとめると以下の通りです。
・プロジェクトに中心はイーサリアムの共同創設者であるGavin Wood博士
・インターオペラビリティ(相互運用性)、スケーラビリティの解決に優位性あり
エンジンコイン(ENJ)とは?:ゲーム領域で特に注目すべきコイン

エンジンコイン(ENJ)とは、オンラインゲームのブロックチェーンプラットフォーム通貨です。
2009年にシンガポールで創業のEnjin社が運営のプラットフォーム「Enjin Platform」で発行。
35種類以上のゲーム、全世界で2,000万人以上が利用。異なるゲーム間でアイテムの売買が、
可能であることに加えて、ゲームを楽しみながら稼ぐPlay to Earnに関しても実装。
人気のオンラインゲーム市場が盛り上がりとENJの連動で価値上昇を期待することができます。
通貨名 | Enjin Coin |
シンボル | ENJ |
発行開始時期 | 2017年11月 |
発行上限 | 10億7,000万枚 |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work |
現在の価格(2022年5月時点) | ¥213 |
時価総額(2022年5月時点) | ¥190,694,700,518 |
市場ランキング(2022年4月時点) | 72位 |
取り扱い国内取引所 | コインチェック GMOコイン |
公式サイト | エンジンコイン(ENJ)公式ページ |
おすすめ度 | 4 / 5 |
Enjinでは、Unity・Java・GodotなどのSDKとマインクラフトのプラグインを提供しています。
トークン化されたアイテムを従来ゲームのエコシステムに流通させることが可能。
Enjinが開発のウォレットやブロックチェーンエクスプローラについては、
これらのゲームアイテムをサポートすることができEnjinのエコシステムの構築に通じています。
同社はSamsungやMicrosoftなどのメガテックと既に連携しており今後の広がりにも注目。

エンジンコイン(ENJ)最大の特徴:GameFi(NFTゲーム)への展開

Enjinの開発ツールで手掛けられたゲームは多岐に渡り先述の通り、35以上のタイトル数。
世界で1億3,100万人以上のアクティブユーザーをもつ人気のマインクラフト(Microsoft)では、
「Minecraft」のEnjin Platform版である「EnjinCraft」はユニークな位置づけになります。
「EnjinCraft」ではEnjinブロックチェーンをベースとしたアセットの作成、
ブロックチェーンウォレットを接続することができるようになり経済圏が広がりつつあります。
通常版マインクラフトと異なるのは1つ1つのアイテムに希少価性がありこれらをユーザー間で、
売買を行うことができるようになり従来以上に、マインクラフトを楽しめるようになりました。
下記の通りMicrosoftによるオープンソースのマインクラフトにおいて、
メタバース上での経済活動が活性化しているのも事実。また、将来的にマイクラフトと同水準に
多くのユーザーをもつ人気ゲームがEnjin Platformで展開されればENJ高騰の可能性があります。
現にMicrosoftは2022年1月には、
ゲーム会社大手のActivision Blizzard(日本の任天堂と同規模)の買収を発表。
Microsoftの過去の買収において、今回のActivision Blizzardの買収は最大規模です。
Microsoftによるこうした本格的なNFTゲーム(GameFi)を意識した事業の進展を見据え、
Enjin Platformをベースとしたビジネスの拡大に伴うENJの相対価値の向上に期待したいところ。
Web3.0にもとづくNFTゲーム(GameFi)とENJがどのような接点をもちながら、
新たな世界観を発信し定着していくかが今後のポイントであるのは間違いありません。
エンジンコイン(ENJ)の特徴:高品質なプロダクト
ENJはブロックチェーンを用いた質の高い製品を配信しているのも特徴。
ここでは主要なもの2つ取り上げ、簡潔に紹介しておきます。
- Enjin Platform
先述の通り異なるゲーム間のアイテムの売買が可能。コーディングの知識がなくても、
NFTの作成が容易で各種トークンの取引やWalletリンクを行うことのできます。
Enjin Platformが起点となることで、多岐に渡るプロジェクトが計画・展開中。
- Enjin Wallet
Enjin Walletは、BTCやETHなどの主要ブロックチェーンに対応。
DeFi(分散型金融)の数種のプロトコルのサポートやDAppsブラウザなど、
イーサリアムウォレットとして機能も備えNFTのコレクション保管を行うこともできます。
エンジンコイン(ENJ)について、理解しておくべきポイントは以下の通りです。
・メタバース領域の進展に期待が高まるMicrsoftのマインクラフトの連携
・Enjin PlatformやEnjin Walletなどの汎用性の高いプロダクトが特徴
【厳選】メタバースおすすめ銘柄とは?結論:まずはエンジンコイン!【仮想通貨編】では、
メタバース関連の仮想通貨銘柄を厳選して紹介しています。中でも、エンジンコインに関しては、
高い汎用性が魅力で安定した存在感。それぞれの特徴を丁寧に解説しています。必見の内容。
エンジンコインが得意とするGameFi(NFTゲーム)より派生のMove to Earn(動いて稼ぐ)では、
Sweatcoin(スウェットコイン)がノーリスクで手軽に開始できる点からおすすめになります。
【始め方・稼ぎ方】Sweatcoin(スウェットコイン)解説【STEPN比較】では、
Move to Earnの代表格STEPNと比較する形でSweatcoinを徹底解説。ぜひご参照ください。
おすすめの仮想通貨取引所:コインチェック・bitFlyer
私がおすすめする仮想通貨取引所はコインチェック
です。
コインチェックで把握しておくべきポイントを整理しておくと以下の通り。
② 仮想通貨取引所アプリのダウンロード数No.1
(※ 対象:国内の仮想通貨取引アプリ、データ協力:AppTweak)
③ 東証プライム上場のマネックスグループ傘下で徹底したセキュリティ体制
④ 国内取引所トップクラスの18種類の仮想通貨銘柄の取り扱い実績
⑤ 国内取引所で初のNFTマーケットプレイスCoincheck NFT(β版)では手数料が無料
⑥ 初心者にもわかりやすい操作でシンプルなインターフェースに定評あり
私自身、4年以上、コインチェックを使用していますが、
特に⑥であげたシンプルで無駄のないユーザーインターフェースで大変使いやすいのでおすすめ。
ネット銀行や証券の画面上でありがちな「わちゃわちゃ感」が排除されスッキリしているので、
初心者にとっても安心・安全に利用することができる実績に裏打ちされた取引所になっています。
実際に多くの仮想通貨ホルダーがコインチェックを利用中。他取引所と比較しても差は歴然です。


仮想通貨のホルダーに利用価値のある充実したサービスを多く展開している取引所になります。
以下ではコインチェックの口座開設をわかりやすく丁寧に解説していますので、ご参考ください。
また、先に取り上げたBraveブラウザの使用により、
獲得するBATの受け取りとしてウォレット連携に唯一対応しているのがbitFlyer。
仮想通貨ホルダーにとって嬉しいサービスが充実しているのがbitFlyerの特徴になります。
取引所は1つだけでも良いのですが、
国内トップクラスの取引所を2つ開設しておくのがベターと経験上、私は考えます。
・セキュリティ、システム障害などの万一のリスクヘッジ
・両取引所でサービスや機能面で異なるところがあり総じてレベルが高い
私がコインチェック、bitFlyerを併用している主な理由は、上記3点からです。
同タイミングで2つの取引所を開設するのも良いですが、いずれかで取引を開始した後に、
仮想通貨の全体像をつかみ、取引所の操作などに慣れてきた頃に両者を利用するのがおすすめ。
株式投資をされている方には、SBI証券と楽天証券を併用するイメージに近いですね。
仮想通貨においても両取引所の利用で、自分なりに用途のすみ分けが可能になることがメリット。
今回紹介したおすすめのWeb3.0銘柄を扱う2つの取引所を今一度、整理しておきます。
コインチェック | bitFlyer |
イーサリアム(ETH) | イーサリアム(ETH) |
ベーシックアテンショントークン(BAT) | ベーシックアテンショントークン(BAT) *ウォレット連携あり |
ー | ポルカドット(DOT) |
エンジンコイン(ENJ) | ー |
まとめ
以上より、Web3.0関連のおすすめ仮想通貨4銘柄を厳選して紹介してきました。
改めておさえておくべきポイントを各々の特徴を踏まえて、まとめておきます。
・ベーシックアテンショントークン(BAT):次世代ブラウザBraveユーザーの拡大中
・ポルカドット(DOT):Web3.0の実現を目的とした高い機能性が特徴
・エンジンコイン(ENJ):GameFi(NFTゲーム)領域の拡大とともに一層の進展に期待
それぞれの仮想通貨の特徴や方向性は素晴らしく、機能的に優れているのは間違いありません。
しかし、イーサリアム(ETH)がWeb3.0において、頭一つ抜けたけん引役であるのは明白。
分散型プラットフォームである「スマートコントラクト」がNFT、GameFi(NFTゲーム)、
DeFi(分散型金融)、DApps(分散型アプリケーション)などの基盤になっているからです。

Web3.0銘柄の保有を検討する際には、まずはイーサリアム(ETH)を最優先にしたいところ。
2.0アップデートを経てさらなる進化を遂げるイーサリアム(ETH)に期待するとともに、
各通貨の機能性やプロジェクトの方向性などを見極めて検討していくことをおすすめします。
*仮想通貨の保有は、あくまで自己判断でお願い致します。
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